女性への隠された戦争
ルス・ローゼン
2006年7月13日
ZNet 原文
以下は、Falluja, April 2004にも掲載したものです。Falluja, April 2004では、2回にわけて掲載しましたが、こちらでは全体を掲載します。このところ時間がほとんどとれず、更新頻度が落ちているだけでなく、訳文も粗くなりがちですが、ぜひ通してお読み下さるようお願いいたします。
アブグレイブ、ハディーサ、グアンタナモ。私たちの国(アメリカ合衆国)が恥じ入るべき言葉である。今やそれに、バグダードの南20マイルにある町マフムディヤが追加された。伝えられるところでは、今年3月、そこで、米軍兵士5人の集団が、若いイラク人女性アベール・カシム・ハムザを強姦して殺害した。兵士たちは、それから、犯罪を隠蔽するために、彼女の遺体に火を付け、父と母と妹を殺した。この一人の女性に対する強姦は、事実ならば、おそらくは、単なる孤立した事件ではない。けれども、我々はどうすればそれを知ることができるだろうか? イラクでは、強姦について話すことはタブーである。強姦されたことに恥じ入ったこの少女の親戚たちは、公式の葬儀はおこなわず、どこに彼女を埋葬したかについても話したがらない。
他の場所に住む女性たちと同様、イラクの女性たちも、ずっと強姦の攻撃を受けかねない立場にいた。けれども、米国がイラクを侵略して以来、性的テロリズムについての事件報道は如実に増えている。しかも、それは、家族の不名誉を恐れて強姦をイラク人官僚にも占領軍にも報告したがらない女性がほとんどという実状の中で、そうなのである。地方部では、強姦の犠牲になった女性は、「名誉の殺人」として、家族の名誉を回復するために親戚の男性に殺される恐れもある。アムネスティ・インターナショナルは、2005年の報告書で、「性的犯罪について、しばしば実行犯ではなく犠牲者になすりつけられる不名誉のため、そうした虐待を伝えることが非常に難しくなっている」と報じている。
しかしながら、このイラク人女性に対する強姦は、今や、ブッシュ政権がイラクの名誉を傷つけるやり方のシンボルになりつつある。ヌーリ・アル=マリキ首相はすでにこの犯罪に対する審問を開始した。普段は謝罪の意味を知りさえしない米国政府の中で、駐イラク米国大使ザルメイ・カリルザードと駐イラク米軍トップのジョージ・W・ケーシー・ジュニア将軍が公式に謝罪した。イラクのムスリム法学者協会は、この犯罪を激しく批判し、次のように非難した。「占領軍兵士が犯したこの行為、少女を強姦して遺体を切り刻み、家族を殺したこの行為は、人類すべてを恥じ入らせるものだ」。
たしかに、恥である。けれども、それではまったく十分でない。結局のところ、現在、国際刑事裁判所は、強姦を戦争犯罪と見なしているのだから。
これまでずっとそうだったわけではない。はるか以前から、兵士たちは、文民指導者や軍指導者が批判したにもかかわらず、女性を戦利品とみなしていた。しかしながら、1990年代前半に、強姦について新たな国際的合意が形成された。活発な世界的女性運動に突き上げられて、国連総会は1993年、女性に対する暴力の撤廃に関する宣言(Declaration on the Elimination of Violence Against Women)を採択した。その後の、旧ユーゴ及びルワンダの国際戦犯法廷の規程、そして2002年7月の国際刑事裁判所ローマ規程は、いずれも、人道に対する罪としての強姦あるいは戦争犯罪としての強姦を定義している。
イラクの路上を我が物顔で走り回り、反対勢力に対する戦争の道具として女性を強姦する米軍を非難するものは誰もいない(けれども、まさにそうした行為により、3名のボスニア人兵士は、2001年、歴史上初めて、戦争犯罪としての強姦で訴追されるに至ったのである)。
イラク侵略と占領は、イラク人女性を侮辱し、危険に陥れ、弾圧している。けれども、主流はメディアでは、そうしたことについては広く報道されてはいない。米国人が運営する監獄に収容されると、彼女たちは性的虐待を受け、強姦される。文民としては、拉致され、強姦され、そしてときに売春のために売り払われる。そして女性として、とりわけアラブ世界でより解放された女性としては、ますます公的生活から姿を消しており、多くの人が自宅に閉じ込められている。
監獄内での強姦と性的侮辱
アブグレイブの被拘留者虐待スキャンダルでは、イラク人男性への拷問と性的虐待、侮辱に焦点が当てられた。様々な情報源から、女性捕虜も、強姦を含む同様の扱いを受けたことが示唆されている。
米国が運営するバググレイブ監獄には女性の被拘留者もいたことを知る米国人はおそらくほとんどいないだろう。被拘留者の一部は、政治的な理由でアメリカ人に拘束された人々である----バアシスト指導者の親戚であるとか、ゲリラの情報を男性の親戚に無理矢理言わせたり、降服させるための取引に女性たちを使えると占領軍が考えたといった理由である。
ヒューマンライツ・ウォッチの報告によると、女性の被拘留者を秘密が取り囲んでいるのは、「家族と占領軍とが共謀関係にあるからである」。家族は社会的な不名誉を恐れる一方、占領軍は人権団体からの非難や、女性をそのように扱うことは侵害の中でも特に酷いとみなすイラクの人々の怒りを恐れる。
それでも、匿名という条件で酷く怯えながらも、収容所から解放されたあと、人権活動家と話す女性の被拘留者たちもいた。殴打や拷問、独房に入れられることなどを彼女たちは話した。男性の被拘留者たちと同様、アメリカ合衆国が運営する監獄で最も恐ろしかったのは、性的な侮辱だったと言う。女性の被拘留者ほとんど全員が、強姦すると脅されたと述べている。女性たちの中には、裸で尋問を受け、アメリカ合衆国軍兵士たちのあざけりや屈辱的な言葉を投げかけられた人もいる。
英国のガーディアン紙は、ある女性被拘留者がアブグレイブからノートを持ち出すのに成功したことを報じている。彼女は、アメリカ合衆国の看守たちが監獄に拘留されている女性たちを強姦したと述べ、その中には現在妊娠している女性もいると語っている。絶望にかられた彼女は、イラク人レジスタンスに、女性たちがこれ以上の屈辱を味あわなくて済むよう、監獄を爆破するよう求めた。
拘束された女性たちの弁護をしようとしている7人の弁護士の一人アマル・カダム・スワディは、ガーディアン紙に、彼女が面会した女性の中で強姦について話す意志があるのはたった一人だと述べた。「彼女は泣いていました。強姦されたと私たちに言いました。数人のアメリカ合衆国軍兵士が彼女を強姦したのです。抵抗して追い払おうとしましたが、彼らは彼女の腕を傷つけました。縫い目を見せてくれました。『私たちには娘や夫がいます。どうか、誰にもこのことを話さないで下さい』。こう彼女は言ったのです」。
バグダード大学の政治学者フダ・シャケル教授もまた、ガーディアン紙に対し、アブグレイブに拘留された女性たちは性的な虐待を受け強姦されたと述べた。彼女は特に一人の女性をあげ、彼女がアメリカ合衆国軍事警察官に強姦され、妊娠し、その後に失踪したと述べた。
シャケル博士は次のように言う。「私の同僚のある女性は、拘束されてそこに連れて行かれました。解放されたあと彼女にアブグレイブで何が起きたか聞いたとき、彼女は泣き出しました。イラクの女性たちは、そうした話題を話すのを恐れ恥じ入っています。彼女たちは、大丈夫だったと言います。西洋の進歩的な社会ででさえ、強姦について話すのはとても難しいのです」。
シャケル自身も、アメリカ合衆国軍兵士の手でより酷くない性的虐待を受けている。検問で、あるアメリカ合衆国軍兵士が「[銃の]レーザーを彼女の胸に直接あて・・・・・・それから自分のペニスにあてたのです」と彼女は語る。「彼は私に、『ここに来い、売女! ヤッってやる』と言いました」。
バグダードで取材していたガーディアン紙のリューク・ハーディンは、アブグレイブで記者たちは女性の被拘留者に話すことを禁じられ、女性たちは窓のない小さな房に隔離されていたと報じている。しかしながら、ジャーナリストをアブグレイブ周辺に案内した上級アメリカ合衆国軍士官たちは、19人の「上等な」男性捕虜が拘留されているブロックで、女性が強姦されたことを認めた。現在、監獄の拘留施設を担当しているデーブ・クアントック大佐は、そうした虐待がどうして起きたか聞かれ、「知るもんか。指導者の問題だ。指導がなかったらしいんだ」と答えた。
男性と同様に女性の被拘留者もアブグレイブで性的虐待を受けていたことに誰も驚くべきではない。この監獄から持ち出され、私たちがすでに目にした写真のことを考えてみよう。そうした侮辱が男性の「抵抗力を弱める」ために使われるならば、女性の被拘留者に対して強姦が使われるのは想像できないことではまったくない。
けれども、どうすれば確実だと言えるだろうか? 2004年1月、イラク駐留アメリカ合衆国軍の上級司令官リカルド・サンチェス中将は、アントニオ・W・タグバ少将に、アブグレイブにおける人権侵害の疑いが続くことについて調査するよう命じた。タグバ報告は、少なくとも一度、アメリカ合衆国軍事警察官の一人が、女性被拘留者少なくとも一命を強姦し、また、守衛たちが裸の女性被拘留者たちをビデオと写真に撮影していたことを確認している。シーモア・ハーシュも、2004年、ニューヨーカー誌で、これらの秘密の写真やビデオ----そのほとんどはペンタゴンにより今も隠蔽されている----は、アメリカ合衆国軍兵士たちが「イラク人女性捕虜とセックスしている」シーンを示していると述べている。さらにいくつかの写真は、AfterDowningStreet.orgやsalon.comなどのウェブで発表された。ある写真では、ある女性がシャツをたくしあげ、胸を向きだしにしている。どうやらそうするよう命令されたようである。
写真やビデオがすべて手に入れば、さらに多くのことを示すことだろう。アブグレイブの写真とビデオを統べてみたアメリカ合衆国議会の議員たちは、自分たちが目にしたものに本当にショックを受け気分を悪くしたようである。上院の多数党院内総務ビル・フリスト(テネシー州・共和党)はそれらを「ぞっとする」と述べ、当時の少数党院内総務トム・ダッシュルはそれを「身の毛もよだつ」と述べた。2004年4月にスキャンダルが明るみに出て以来、人権団体と市民権団体は、すべての視覚資料を公開するよう求めて、国防省と法的闘争を行っている。それらの文書がすべて一般の人々の手に入るようになったときはじめて、私たちは、女性と男性の被拘留者たちいずれにも加えられた性的行為の記録についてはっきりと----そして疑いなくもっと身の毛のよだつような----記録を知ることができるだろう。
路上での性的テロリズム
一方、戦争が引き起こしたカオスにより、監獄の壁の外でも、女性への誘拐と強姦が激増している。ヒューマンライツ・ウォッチは、2003年7月、強姦や拉致の犠牲者と目撃証人にインタビューし、また、イラク警察と保健専門家やアメリカ合衆国軍事警察や文民問題担当官僚とインタビューして、「恐怖の雰囲気:バグダードにおける女性と少女への性的暴力と拉致」という報告書を発表した。バグダードがアメリカ合衆国軍の手により陥落してから数カ月のうちに、すでに、イラク人女性が強姦および/あるいは拉致されたという信頼できる主張を25件以上も手に入れていた。同報告書は、「警察官は性的暴力や拉致の申し立てを重視せず、警察には十分な体制もなく、性的暴力の犠牲者たちは、イラクの法執行担当者たちから無関心や性的差別の目に晒された」と書いているが、それも驚くべきことではない。それ以来、カオスと暴力と流血沙汰がイラクでエスカレートしたため、事態は悪くなる一方だった。
アメリカ合衆国軍がイラクを侵略してから、バグダードでは地元のギャングたちが街を徘徊しはじめ、道を行く少女や女性を拉致しはじめた。人権を調査している人々のインタビューから、恐ろしい話がわかっている。9歳の「サバ・A」に起きたことは典型的である。彼女は、自分が住む建物の階段から拉致され、放置されて人の住まない建物に連れ込まれて強姦された。強姦された直後にサバ・Aを目撃した、家族の友人は、ヒューマンライツ・ウォッチに次のように語っている:
「彼女は、階段のここに座っていました。午後4時でした。どうやら、男は彼女の後頭部を銃で殴り、[近くの]建物に連れ込んだようです。彼女は15分後に戻ってきましたが、[女性器のところから]血を流していました。[2日後にも血が止まらなかったので]私たちは彼女を病院に連れていきました」。
サバ・Aの治療をしたアメリカ合衆国軍属医師による医療報告は「女性器周辺への殴打と、女性器後部裂傷、処女膜の破損があったと述べている」。
2005年、アムネスティ・インターナショナルも、拉致された女性たちにインタビューした。若いエンジニアである「アスマ」の身に起きたことは典型的なものだった。母親と妹、そして親戚の男と買い物をしていたとき、武装した6人の男たちが彼女を車に無理矢理連れ込み、郊外にある農家に連れ去った。男たちは繰り返し彼女を強姦した。翌日、そのうち一人が彼女を自宅のそばまで来るまで連れていって、車から投げ出した。
2006年6月になって、地元のNGO「女性の権利協会」の広報を担当しているマヤダ・ザーイルは、「この4カ月、特に首都で、性的な虐待を受けたり強姦される女性の数が増えていることがわかっています」と述べている。
拉致された女性の中で、戻ってくることのなかった女性がどのくらいいるかは誰にもわからない。イラク警察のある捜査員が証言するように、「ギャングの中には少女たちを拉致することを専門にしている者もいる。彼らは女性を湾岸諸国に売り飛ばす。戦争前にもそうしたことは起きたが、今の状況はもっとひどい。彼らはパスポートなしで国を出入りできる」。ヒューマンライツ・ウォッチのインタビューによると、そうした女性の売買は、アメリカ合衆国による侵略の前には起きていなかった語る人々もいる。
アメリカ合衆国国務省が2005年6月に出した女性売買に関する報告書によると、現在の混乱した状況ではイラクでのこの問題の規模を「はかることは難しい」としながら、数はわからないものの、女性たちが、性的搾取のためにイエメンやシリア、ヨルダン、ペルシャ湾岸諸国に送られたと述べている。
2006年5月、ブライアン・ベネットは『タイム』誌に、「バグダード北部にあるカダミヤ女性刑務所」を訪問して「すぐに拉致と遺棄の話をいくつか知った」と書いている。「とても美しい18歳のアムナという名で呼ばれる黒髪をポニーテールにして後ろで束ねた女性は、アメリカ合衆国軍による侵略直後に孤児院から武装ギャングにより連れ去られ、サマラ、シリア国境のアルカーイム、そして北部のモスルの売春宿に送られ、その後、カダミヤの聖職者事務所を爆破するために、自爆ベルトを付けられ薬を飲まされてバグダードに送り返されたが、彼女はそこで警察に出頭した。判事は彼女に禁固7年を言い渡したが、それはギャングから彼女を守るためでもあったと、刑務所の所長は述べている」。
ベネットは、「家族や裁判所は、普通、娘の失踪[そしておそらくなされるだろうとされる強姦]にとても恥じ入り、そうした拉致を報道しない。そして純血を傷つけられた結果、汚名を着せられるために、失踪した女性が再び姿を現したとしても、家族は彼女を受け入れようとしないこともある」。
女性の姿を消し去る
そうした危険を避けるため、数え切れないほど多くのイラク人女性が、自宅に閉じ込められる状況になっている。歴史家のマージョリー・サルキーは、女性反戦組織コードピンクの2006年報告書で、この状況を「包囲されたイラク人女性」と呼んでいる。戦争前は、教育を受けたイラク人女性の多くが、仕事に当たり前に従事し、公的な生活にも参加していたと彼女は指摘する。けれども今や、そうした女性たちの多くがほとんど外出しない。拉致と強姦を恐れてのことである。アメリカ合衆国軍とゲリラとの交戦に巻き込まれることを恐れ、セクト的な報復を恐れ、また「きちんと身を覆っていない」と脅迫したり殴ったりする戦闘的イスラムを恐れている。
「英国が占領している南部では、ムクタダ・アル=サドルのマフディ軍が大きな勢力を誇っているが、女性たちは、状況は最悪であると語る」と英インディペンデント紙でテリ・ジュッドは述べている。「ここでは女性たちは家の中で暮らすことを強いられ、外出できるのは、スカーフで顔を隠し、夫や父親の後ろに隠れながらでしかない。スボンをはくことさえ反抗的な行為と見なされ、死をもって処罰されるかも知れない」。
目に見えない女性----イラクの原理主義イスラム指導者の一部にとって、これは夢が現実になったものであろう。たとえば、イラク内務省は、最近、女性だけで外出しないよう警告する布告を出した。「イラクはムスリム国家であり、女性の謙虚さに対する攻撃はすべて我々の宗教的信仰に対する攻撃でもある」と内務省上級官僚のサラ・アリは言う。スンニ派シーア派を問わず、モスクの宗教指導者たちは、礼拝の際、ほとんど男性からなる人々に向けて、女性は家で働かせるよう説得する。「女性が虐待される事件は、私たちが以前から言っていたことを証明しています」とバグダードのあるモスクのイマームであるサラ・ムジディン導師は語る。「仕事を探すのではなく、女性は家にいて、子どもたちと夫たちの世話をするのがイスラムでは女性の義務だということです----とりわけ、現在のように安全がない状態では」。
1970年代前半、アメリカ合衆国のフェミニストたちは、強姦の概念を再検討し、強姦は性的欲望によりなされるのではなく、別の人に対する力を示す願望からなされるものだと述べた。彼女たちは、強姦を、すべての女性を公共権をめぐる権利から遠ざけておくためのテロリズム行為であると論じた。アメリカ合衆国がイラクを侵略して以来、イラクの女性たちに起きていることは、まさにこれである。性的テロリズムが宗教的熱狂とあいまって、女性が公共生活で自らの場所を主張する権限を奪い去ってしまった。
これは、無謀なイラク侵略が引き起こした、無用に引き起こされた苦しみの、隠された部分である。新聞に報じられる毎日の爆発や交戦のさなかに、性的テロリズムがうずまいている。その規模が正確にどのくらいでかは知る由もなく、ここアメリカ合衆国では誰も気づきさえしないが、この性的テロリズムもまた、ブッシュ政権が「民主主義」を輸出し、「対テロ戦争」を戦うという名目で解き放ったものなのである。
ルス・ローゼンは歴史家でジャーナリスト。米国カリフォルニア大学バークレー校で歴史と公共政策を教え、またロングビュー・インスティチュートの上級フェローでもある。彼女の新刊「 The World Split Open: How the Modern Women's Movement Changed America (Penguin, 2001)」の新版が、新たなあとがきを加えて2007年に刊行される予定。
本記事の初出はTomdispatch.com(「主流派メディアに対する定期的な解毒剤」)に掲載された。このサイトは、トム・エンゲルハートが運営するネーション・インスティチュートのブログで、トム・エンゲルハートは「アメリカン・エンパイア・プロジェクト」の共同設立者であるとともに、「The End of Victory Culture, a history of American triumphalism in the Cold War」の著者。
「ファルージャ2004>
年4月ブログ」との同時掲載です。
■イラク関係署名のお願い
◎ブッシュへの申し入れ署名、締め切りが7月末となっています。どうかできるだけ大きく広めて下さいますよう。
◎カリフォルニア戦略研究センター所長、ブレット・ワグナー氏からの呼びかけがインディ・メディア、ワン・ワールドなどへ投稿されました。アメリカ合衆国が議会の承認なく、危険な新型兵器をイラクに配備したとの確証を得たこと、それに抗議し、兵器の開発中止と配備撤回を求める署名の呼びかけです。詳細は、アメリカ、新兵器をイラクで使用をご覧下さい。署名は、「衝撃電磁波」と「殺人電磁波」の二つについて、二つサイトがあります。
・痛撃電磁波の開発・配備に反対する署名サイト。
http://www.petitiononline.com/painray/petition.html
・殺人電磁波の開発・配備に反対する署名サイト。
http://www.PetitionOnline.com/DeathRay/petition.html
いずれも、一番下の Click Here to Sign Petition のボタンをクリックすると署名のページに変わり(一番上右の Sign the Petition をクリックしても良い)、
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■ボリビア映画祭(仮称)ウカマウ集団製作
日時:8月19日20日
会場:京都市左京区蹴上国際交流会館 イベントホール(230人収容)
主催:医療ゲリラ(朝鮮に暮らす人達に医療支援をする会)
〒606-8306 京都市左京区吉田中阿達町50
kohshika@beige.plala.or.jp
協賛:駐日ボリビア大使館
○上映作品とタイムテーブル
初日 講演:太田昌国(シネマテーク・インディアス)
「ラテンアメリカ――映画と現実の狭間で」
2日目 対談:崎山政毅(立命館大学教員、ラテンアメリカ史)X太田昌国
「ラテンアメリカ史の中でウカマウ映画を読む」
8月19日
第1部 コンドルの血 第一の敵 講演
第2部 講演 最後の庭の息子たち 人民の勇気
8月20日
第3部 地下の民 最後の庭の息子たち 対談
第3部 対談 第一の敵 ここから出て行け
参加費 各部3000円(部分参加2000円)
1日券(1.2部ないし3.4部)4000円
■グアテマラ政府への要請アクション
中米のグアテマラでここ3年の間、約1900人の若い女性が強姦された上、ナイフで切り刻まれ、後頭部を銃で撃ち抜いてとどめを刺す、といったやり方で殺されています。内戦中(1962年〜1996年)、政府軍やそれに協力する自警団によって、多くの女性が強姦され殺されました。その殺し方は上記と同じ例が多数見られます。よってこの殺人は、政府軍や自警団の関係が疑われています。そのためなのか、グアテマラ政府はこの殺人を取り締まることに消極的です。
アムネスティインターナショナルUSAから、グアテマラの政府機関に、取り締まりの強化を求めるメールアクションの要請です。
Call for Investigation into Murder of Guatemalan Women
米印がついた次の項目をローマ字で記入し、一番下の「SEND NOW」クリックすれば送信されます。
■バグダード・バーニング続編
丁寧な紹介がURUK Newsにあります。
■イスラエルによるガザ・レバノンへの攻撃
P-navi infoに、タイムリーで大切な情報が随時アップされています。ぜひご覧下さい。また、Save the Lebanese Civiliansで、レバノン市民に対するイスラエルの空爆を止めるよう求める署名が行われています。
■クルド人難民デニズ・ドーガンさんの収容・送還阻止を求める署名
クルド人難民デニズ・ドーガンさんの収容・送還の停止を求める緊急署名ページからダウンロードできます。第一次締切は、7月24日(月)の夜中12時です。
■NHKスペシャル
今年の8月6日夜午後9時から、NHKスペシャル『核汚染は隠されたのか〜劣化ウラン弾 米軍内部からの告発〜』(仮題)が放送される予定とのことです。