原子力規制委員会は再稼働推進委員会! その115 2016年10月21日 「免震機能なし緊急時対策所」で認可してはいけない! 東電前社長談「あれ(免震重要棟)がなかったらと思うとぞっとする」を忘れるな |
すでに、浜岡でも伊方でも島根でも免震重要棟が造られたことが示すように、多くの電力会社が免震重要棟を造るつもりであった。ところが、電事連で申し合わせたかのように、九電に続き多くの会社も免震機能無し緊急時対策所での申請に切り替えた。電力会社は基準地震動が上がったからとか、免震ゴムが持たないからとか言い訳をしているが、規制委はこれを認めてはいけない。 東京電力の前社長は「あれ(免震重要棟)がなかったら、と思うとぞっとする」と話したことを忘れていないか? イチエフ事故の「国会事故調報告書」には次の記述がある。 泉田新潟県知事が、2007年の中越沖地震の折に東電サイトを連絡が取れなくなった経験から、東電に強く要求して柏崎刈羽のみならず福島第一原発にも設置させた免震重要棟。イチエフで完成したのは3.11事故の8か月前で、そのお蔭で私たちは本州で生きていられるのだ。 それゆえ、「新規制基準」にも次の条項がある。 免震機能のない緊急時対策所で上記が実現できるとは思えない。「新規制基準」の中で、イチエフ事故を踏まえた数少ない「売り」である「緊急時対策所」の手抜きは許されない。 |