原子力規制委員会は再稼働推進委員会! その68 2015年10月13日 田中委員長の「安全・安心」キャンペーンを許すな 〜10月中旬の福島行を監視し、真実を伝えよう〜 |
原子力規制委員会の田中委員長が10月14日から福島を歴訪する。 東電福島第一原発(イチエフ)事故対策を放っておいて、緩やかに過ぎ合理性を欠く「新規制基準」を作り、「違法」審査で異議申立を無視して川内原発の稼働を許し、高浜・伊方の設計変更許可を与え、福井地裁の決定を無視して高浜の審査を続けて使用前検査にまで漕ぎ着け、イチエフ事故加害者東電の柏崎刈羽原発の審査を優先して実施する原子力規制委員会だ。 今度は、福島の「安全・安心」キャンペーンをするつもりであろう。 訪問予定はほぼ確定している。 (1)14日(水)に福島入り。15日、16日に首長(市町村長)と面会 避難指示が出た12市町村といわき市と伊達市を訪問する。いつどこの首長と会うかも決定しており、記者には公開されている。 訪問目的は次のとおり。 1 帰還住民にイチエフの現状を説明(促進) 2 「帰還に向けた安全・安心についての考え方」(閣議決定)による相談員制度と福島再生加速交付金1000億円の活用状況を知る 記者会見で、住民と直接会わないか、仮設住宅に行かないか、会見は公開されるのかと尋ねられても、時間がタイトだとか言って逃げた。 安倍首相のIOCコントロール・ブロック「嘘」発言をサポートした原子力規制委員会は、太平洋を汚し続けデブリの状態が分からず廃炉への道が全く見えない東電福島第一原発(イチエフ)を放っておき、年間100mSvで安全、年間20mSvで帰還、UPZ30km、屋内退避で安全などなどの、科学的でなく政治的な提言をしてずっとしてきた原子力規制委員会だ。「風評被害」という非科学的言葉を愛用する田中委員長が何をたくらんでいるか明白だ。 メディアの前で、真の福島の声を田中委員長に伝え、被害を受けた地元住民が厳しく追及する、そんな場をつくって全国に報道させることができるといいと思う。注目し、監視し、声を上げたい。 (原子力規制委員会定例会議) (原子力規制委員長記者会見) (原子力規制庁定例会議) |