原子力規制委員会は再稼働推進委員会!
その36   2015年1月27日

東電柏崎刈羽の再稼働審査を非公開で開催!非公開はおかしい!
「黒枠白塗り」同様に事業者癒着の規制委員会
  1月23日の規制庁ブリーフィングで米谷総務課長が、27日に「第186回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」を非公開で実施すると発表した。「本会合は、機密情報を取り扱うため非公開になりますので、傍聴できません。」とご丁寧で「国民」無視のコメントが案内に書いてある。

 議題は「東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の重大事故等対策について」で、東電柏崎刈羽原発の再稼働審査でフィルタベントを検討するという。当然記者から非公開の先例と理由を問われ、初めてだが「黒枠白塗り」で隠すのと同様と答える。どちらも絶対に許せないのに。

 東電福島第一原発の事故責任をとらず、放射能汚染水の処理が今年度中にできず、廃炉への道見えず、東電告訴されず、被害者の補償は値切りながら社員は給料も賞与もアップ、それでいて柏崎刈羽原発の再稼働を申請、などなど被害者や「国民」の怒りが集中する東電。その東電に対して、再稼働審査をすること自体が許されないことであるのに、非公開で審査をする原子力規制委員会は、やはり「国民」の敵、事業者の味方である。

 もちろん、フィルタベント使用の議論が、周辺住民の被ばくと関係し、新潟県の泉田知事からも問題視されているゆえに、議論を隠したいのであろう。

ともかく原子力規制委員会は「原子力マフィア」の代弁者だ。