経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その88 2018年8月21日
猛暑でも、原発無くても、電気は足りている!〜東京新聞「太陽光猛暑に威力 発電最高気温更新でも安定、今夏も東電管内原発ゼロ」から〜
 東京新聞8月21日朝刊トップ記事を見てうれしくなった。
猛暑の中、テレビニュースで「躊躇せず冷房するように」とアナウンスされ、そんなことをして電気が足りないー>原発動かせと導くのではないか、冷房に頼り過ぎるのはどうかと心配していたところ、それが吹っ飛んだ。
(東京新聞)猛暑こそ太陽光発電 最高気温更新でも安定 2018年8月20日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201808/CK2018082002000139.html

 記事のリード文をそのまま引用する。
<記録的な猛暑が続いたこの夏、冷房を使う機会が増える一方で、東京電力管内の電力需給は、深刻な逼迫(ひっぱく)に陥った日がまだないことが分かった。太陽光発電の発電量が増え、節電の浸透で電力消費自体も減っていることなどが要因だ。東電管内で稼働している原発はゼロでも猛暑の日を乗り切っており、「電力の安定供給には原発が不可欠」とする政府や電力業界の主張はその根拠が薄らいでいる。>
 さらに本文から。
<電気の使用可能量(供給)に占める実際の使用量(需要)を示す「使用率」について、東電は安定的(93%未満)、やや厳しい(93〜95%未満)、厳しい(95%以上)、非常に厳しい(97%レベル)の四段階に区分する。一般的に暑い日ほど冷房が使われ使用率は上昇。97%を超えると停電の可能性も生じるとされる。
 だが、この夏の使用率は、埼玉県熊谷市の気温が四一・一度と国内最高記録を更新し、東京(千代田区)で史上三位の三九・〇度に達した七月二十三日でも92%と「安定的」だった。ほかの日をみても、94%となって「やや厳しい」となった七月二日以外は、すべて「安定的」だ。
 電力不足が避けられているのは、「気温が高い」との予報がある日に、東電が火力発電の発電量や他の電力会社から融通してもらう電力を増やしていることが要因になっている。さらに午前十時〜午後三時ごろに増える太陽光の発電量が、電気の使用がピークになる午後二時ごろと重なることも大きい。太陽光発電は、再生可能エネルギーで発電した電気をすべて電力会社が買い取る制度が二〇一二年に導入されてから増加。東電管内でも供給力の一割超を占めるようになっている。>
 同記事には上記の説明の図もある。是非ご覧いただきたい。
それなのに、ああそれなのに、イチエフ事故を起こした東電が危険な「核分裂湯沸し装置」をまだ動かすつもりだ。2017年末に柏崎刈羽6,7号機の設置変更許可を得たばかりか、40年経過した老朽・被災原発東海第二を稼働させようとする不良企業日本原電を支援するのだ。
 経産省は愚かな惰性施策を早く止めるべきだ。