経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その18   2017年1月24日

「敷地内で放火事案が発生」と嘘の立札
〜警察・検察を一緒になって反原発運動を弾圧する経産省〜
 経産省がまた一つ嘘を増やした。
 警視庁が、1月16日午後4時頃、経済産業省脇の東京メトロ霞が関駅A11b番出口付近で発生したボヤを口実に経産省前テントひろばの仲間の?さんの身柄を事実上拘束して深夜まで事情聴取し、零時を過ぎた午前1時頃に「建造物損壊」の容疑で不当にも逮捕した。更に、18日にはMさんを27日まで身柄拘束することを認めた。警察・検察・裁判所が一体となっての弾圧に対して、私たちは抗議声明「Mさんへの不当な逮捕・勾留を止め、直ちに釈放を!」を発表し、強く抗議している。
「糸魚川市の大火」と対比してもMさんの勾留は異常だ。
 にもかかわらず、経産省は19日には経産省正門とエレベータボックス横に次の看板を立てた。

重要なお知らせ
平成29年1月16日15時40分頃、当省敷地内で放火事案が発生しました。
これを受け、周辺見回り等の警備強化をしています。不審な行動等を見かけましたら、当省警備員にご連絡をお願いいたします。
平成29年1月19日 経済産業省総合庁舎防火管理者

何と、「放火」の文字は朱書きで強調している。
 火が出たという場所はエレベータボックスの道路側のコンクリートで囲まれた溝で被害はゼロ、Mさんが喫煙していたことがあるが故意に建造物を毀損した事実はない、そのエレベータボックスは経産省本館とは数十メートルもかけ離れている、消防でなく多数の警官が一早く駆けつけ、高齢(78歳)のMさんを取り囲みその後8時間以上も身柄拘束して事情聴取した、などから「放火」などでは無いことは明らかだ。
 これについて、経産省はこの「建造物損壊被疑事件」(警視庁)を「放火」と大嘘をつき、「事案」を過大に宣伝して経産省前テントひろばを弾圧しているのだ。
以上

(追記)Mさんは1月27日に釈放。不起訴