経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その166 2021年3月31日 真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし 〜先人の教えを忘れずに自然を守ろう、原発ゼロのエネルギー基本計画を〜 |
私たちはせいぜい百年地球上に生きて死んでいく。できれば、地球をできるだけ壊さないようにして、多くの生き物に迷惑をかけないで死んで行きたい、と誰もが考えるはず。 お湯を沸かしてタービンを回すために核分裂を起こす原子力発電は、放射能をまき散らし十万年以上も放射能を持ち続ける核のゴミ(死の灰)を貯めこんでしまう。 原発はクリーンだ何て大嘘だ。次の先人の言葉を尊重しよう。第6次エネルギー基本計画で原発ゼロを実現しよ う。 1 原発悔恨・伝言の碑(安斎育郎さん、2021年3月11日) <電力企業と国家の傲岸に立ち向かって40年 力及ばす原発は本性を剥き出し ふるさとの過去・現在・未来を奪った 人々に伝えたい 感性を研ぎ澄まし 知恵をふりしぼり 力を結び合わせて 不条理に立ち向かう勇気を! 科学と命への限りない愛の力で! 2021年3月11日> 2 寺田寅彦の名言 〇天災は忘れた頃にやってくる 〇ものを怖がらなさ過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい。 〇大正十二年のような地震が、いつかは、おそらく数十年の後には再び東京を見舞うだろうということは、これを 期待する方が、しないよりも、より多く合理的である 〇戦争はしたくなければしなくても済むかもしれないが、地震はよしてくれと言っても待ってはくれない 〇子どもを教育するばかりが親の義務でなくて、子どもに教育されることもまた親の義務かもしれないのである 〇吾吾は通例便宜上自然と人間とを対立させ両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であ ると同時に短所である。この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切離して 考えることの出来ないものである。人類もあらゆる植物や動物と同様に長い歳月の間に自然の懐にはぐくまれてそ の環境に適応するように育て上げられてきたもの。(日本人の自然観) 3 田中正造 〇真の文明山を荒らさず川を荒らさず村を破らず人を殺さざるべし 〇デンキ開ケテ世見(セケン)暗夜となれり 〇民を殺すは国家を殺すなり 法を蔑(ないがしろ)にするは国家を蔑にするなり 〇百年の悔を子孫に伝うるなかれ 4 高木仁三郎 〇(原発を)消せない火を作ってしまった 〇「パンドラの箱」を開けてしまった人類 5 田中優子 〇江戸以前の循環型時間概念(「石牟礼道子 もだえ神の精神 苦海・浄土・日本」から) 江戸時代までの時間観念は循環型だった。四季はめぐり、同じ季節がめぐってくる。だからこそ収穫がある。二 年先も三年先もその繰り返しだが、六〇年という単位で世間は循環し、同じ干支の組み合わせに戻る。その循環に 中で人間は生きているので、収穫や収益が延々と右肩上がりに増えていくなどという幻想は誰も持たなかった。 以上 |