経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その150 2020年9月26日
トリチウム等放射能汚染水を海に流しては絶対にいけない!
〜梶山経産相よ、「早期に処分方針を決定する」なら「タンク保管を決定」せよ〜
 120万?を超えるトリチウム等放射能汚染水を海洋投棄してはいけない。その理由は例えば次だ。
○これ以上、地球を汚してはいけない
長期に渡って大量の放射能汚染水を海に流すことは、地球上の総ての生き物に対する冒涜である。
○福島の多くの個人・団体から強い反対の声が上がっている。
○エネ庁「ご意見を伺う場」でも大多数が「風評被害」など海洋放出に懸念を示している。
○「海洋投棄」で国際法秩序を破るな
ロンドン条約、海洋の国際法秩序と国連海洋法条約、原子力委員会の1993年の「放射性物質を海洋投棄しない」との発表を遵守するべきだ。「海洋放出」と呼ぶ「海洋投棄」は許されない!
○大量の汚染水(処理水)が基準超え
ALPS処理水にはトリチウムのみならずヨウ素129、ルテニウム、テクネチウムなど他核種が基準値を超えている。2次処理すると言うが、どれだけ基準値超えを低減できるか未確認だ。
○トリチウムは人体に危険
人体内での被ばくが長期化する、細胞の核内のDNAに取り込まれる、低濃度でも染色体異常を起こす、このようなトリチウムを大量放出するカナダのCANDU原子炉の稼働後に小児白血病やダウン症や新生児死亡が増加した。
○イチエフ廃炉対策は全く先が見えない
経産省はイチエフの廃炉ロードマップ(30年〜40年)を口実にトリチウム等、放射能汚染水を海洋投棄しようとしているが、ニエフの廃炉計画44年が示すようにイチエフの廃炉は百年以上かかる。東電のイチエフ・ニエフ敷地内にタンクを増設することは廃炉対策の障害にならない。
………

 ところが、梶山経産相は9月18日の記者会見で「双葉町・楢葉町・大熊町といった自治体からも処分方法を早期に決定することの意見書をいただいた」ことを口実に、「そのご意見をしっかり受け止めた上で政府として責任を持って処分方法について結論を出していく」と回答した。
 私たちの「9.11経産省前テントひろば10年目大集会〜トリチウム等放射能汚染水を海に流すな〜」の抗議にどう答えるのか?
 「韓国、福島第一原発の処理水の海洋放出に懸念…IAEA総会で」(読売9月23日、https://www.yomiuri.co.jp/world/20200923-OYT1T50142/
)に真摯に対応せよ!
 「丁寧にご意見を伺う」気があるなら、きちんと公聴会を開くべきだ!

 何よりも「今だけ金だけ自分だけ」の勝手な決定で
「これ以上、海を汚すな!」