経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき!
その108  2019年2月15日
「核のゴミ」をこれ以上増やすな、付けを末代にまで残すな!
〜資源エネルギー庁の担当が「核のゴミ」は私が入省する前と言い訳〜
 資源エネルギー庁の検討会を傍聴した後でエネ庁担当と少し立ち話。高レベル放射性廃棄物18000トン、プルトニウム48トン(核燃料内には他に約160トン)をどうするのか?と尋ねたところ、若い担当者が次のように答えた。
「これらは私が入省する前から貯まってきたもので私を責められても困る」と。
確かに、核のゴミは長年の原発推進政策の結果として貯まったものだ。
 この回答を聞いて私は訴えたい。
「だからこそ、今あなた方は、末代の人々に迷惑をかける施策をしてはいけない。
 だからこそ、核のゴミをこれ以上増やしてはいけない。」と。
 2月14日に参議院議員会館で「核ごみ問題研究会」主催・福島みずほ事務所協力で「第8回核ごみに関する政府との会合」が開催されたので、私も参加した。
  原発廃炉金属再利用の問題、神戸製鋼所などのデータ改ざん問題、幌延深地層研究開発センター施設関連問題、六ヶ所再処理事業関連問題などについて、経産省・原子力規制庁・文科省・JAEA他の担当と質疑応答がなされた。
 残念ながら納得できる回答が得られなかった。特に私が気になったのは次のこと。
★日本学術会議の主張に反して、核のゴミを「地層処分」で(10万年)保管・管理できるとJAEAが回答したが根拠が脆弱。
★六ヶ所再処理工場の「高レベル放射性廃液が沸騰し蒸発乾固した場合」の問題に審査終了しているはずの原子力規制庁が回答できず。事業者任せのいい加減審査が露呈。
★核廃棄物最終処分場「科学的特性マップ」以降の進展も今後の展望も見えない。
 実際に「核のゴミ」をどうするのかは、今まで原発の電力を利用した我々の世代が解決させないといけない。それが半世紀間進展していない現実を考えれば、今原発を稼働させて核のゴミを増やすことは、未来世代に対する冒涜である。
「付けを末代に残す」政策を直ちに止めるべきだ。
経産省・資源エネルギー庁よ、末代の為に早く方向転換せよ!