原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その37 2022年2月4日 復興庁がUNSCEARを悪用して被曝健康影響過少キャンペーン 〜<【医師がやさしく解説】国連機関発表/福島の原発事故による放射線の健康影響>の嘘〜 |
復興庁がこんな「被曝健康影響過少」キャンペーンをしている。 復興庁【医師がやさしく解説】国連機関発表/福島の原発事故による放射線の健康影響 https://www.youtube.com/watch?v=UjoOCKZLVQA 2月3日現在で既に23万人が再生、おまけに批判コメントを投稿しても消される。 そこで、UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)の権威を使い、 @将来的な健康影響は見られそうにない A妊婦・胎児への健康影響は見られそうにない との「おかしな表現の」結論を押しつけている。 この動画の問題点は次だ。〇UNSCEARとその「2020報告書」は全く信用できない 〇専門医師として説明している坪倉正治(福島県立医科大学放射線健康管理学講座主任教授、相馬中央病院、南相馬市立総合病院、ひらた中央病院、ナビタスクリニックなどに勤務)は、この11年間の論文や発言から全く信用できない 〇福島ほかでこの11年で明らかになった被曝による健康影響について全く触れていない 〇上記@もAも根拠が希薄で、過去の多くの報告に反している この動画がよりどころにしている「UNSCEAR 2020 REPORT」の問題は、 本シリーズその34<UNSCEAR2020年報告に騙されてはいけない〜黒川、榊原、牧野、平沼らが指摘する「被曝影響評価をめぐる問題群」〜>と、その35<UNSCEAR2020年報告に騙されてはいけないー2〜大幅に減った「経口摂取」甲状腺被曝を検証する〜>に示している。 また、OurPlanet-TVもご参考に。特に次は急遽公開された。 【緊急公開】「UNSCEAR2020年報告書」で大幅に減った「経口摂取」甲状腺被曝を検証する https://www.ourplanet-tv.org/44455/ なお、同様に復興庁サイトには次の様に被曝健康影響過少キャンペーンサイトが多々ある。 〇「放射線リスクに関する基礎的情報」 https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/202108_kisoteki_jouhou12.pdf 〇「ALPS処理水について知ってほしい3つのこと」 https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat14/20210421171004.html ICRP、UNSCEAR、IAEA、…とともに、自公政権政府が、福島の日本の世界の被ばくの押し付けに加担しているのだ。多くの震災被ばく犠牲者を想い、私たちが政府の嘘に対して声をより大にして訴えるとともにメディアの奮起を促したい。 以上 |