さて『みずもり亭日誌』というタイトルですが、手元にある小さな漢和辞典で、僕の名前の一字「準」を引いてみると、
(1) たいら。水面のたいらかなこと。「平--」。
(2) みずもり(みづもり)。水平を測る器具。
など、いくつかの意味が載っています。実は、「準」という字は「みずもり」とも読めることを知ったのは、ごく最近のことです。
いいじゃないですか、この意味。僕は日ごろ、マスメディアから得られる情報は、バランスがきわめて悪いと思っています。そのバランスを見極め、マスメディアから漏れ落ちた情報、もしくは意見を知らせたいと日々願っている僕にぴったりじゃないですか。
「水守」と読んでいただいてもOK。水は地球環境においても生体環境においても重要な役割を果たしています。その守り手とは、なんという名誉な意味でしょう。
「ジャーナル」という言葉の語源は「日記」という意味だそうです。この『みずもり亭日誌』がささやかながらも、新しいジャーナリズムのかたちとして機能することを目指します。
日誌のなかで比較的専門的な記述が必要な部分には、リンクをはり、時評的コラム『Rolling Column』に接続します。こちらも合わせてどうぞ。
ぜひ、ご愛読いただければ幸いです。よろしくお願いします。
2000年4月
粥川準二
追記:『週刊鉄亀』というのは、本誌の前身で、ホームページ開設前にメールで友人や知人に送っていたものです。こちらもご笑読ください。
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