新刊案内

粥川準二 著

人体バイオテクノロジー

----進歩するバイテクの、拭いきれない不安の正体! 
     気鋭の科学ジャーナリストが追う『人体の資源化』----

宝島社新書 

定価 本体800円+税
新書版254ページ

クローン技術、ヒトゲノム解析、ES細胞……進展が著しい先端バイオテクノロジー。その研究現場を丹念にレポートするの同時に、そうした技術への政府の対応を分析。現状と問題点を明らかにする。

内容

はじめに----ジャーナリストはクローンヒツジの夢を見るか?
第1章 複製技術時代の生命
第2章 臓器提供者としてのバイオ動物
第3章 技術にとって“失敗”が意味すること
第4章 試験管から臓器が芽生える日
第5章 「万能細胞」の存在意義と限界
第6章 ヒト設計図が示す未来
第7章 国家戦略の中の遺伝子
第8章 技術と法律と産業化と
あとがき----元少年の感想と感謝
主要参考文献

著者紹介

粥川準二(かゆかわ・じゅんじ)
1969年生まれ。編集者を経て、1996年よりフリーランス・ジャーナリストに。医療、食糧、環境など、科学技術と人間社会との関係を独自の視点から取材・執筆。共著書に、『生命操作事典』(緑風出版)、『石油文明の破綻と終焉』(現代書館)、『別冊宝島 悪夢のバイオハザード』(宝島社)など。共訳書に、エドワード・テナー著『逆襲するテクノロジー』(早川書房)などがある。本書が初めて1人で書いた著作である。

著者ホームページ http://www.jca.apc.org/~kayukawa/

発行:宝島社
   102-8388東京都千代田区一番町25
   03-3234-4621(営業部)
   http://www.takarajimasha.co.jp