お知らせ サイト管理者より

2009年06月21日

人権と報道・連絡会2009年7月の定例会予告

 次回定例会は、7月13日(月)午後6時から水道橋・東京学院で。テーマは「足利事件の捜査・裁判・報道」。再審請求の過程で無実が明白になり、6月4日釈放されたばかりの菅家利和さんと佐藤博史弁護士から、詳しくお話をうかがいます。
 この事件は1990年5月、栃木県足利市で4歳女児が行方不明になり、渡良瀬川河川敷で遺体になって発見されたもの。栃木県警は1991年12月、「現場に残留していた体液とDNA型が一致した」として菅家さんを逮捕しました。
 公判で菅家さんは無実を訴え、弁護団は「決め手」とされたDNA型鑑定にも疑問を提示、上告審では独自に行ったDNA型鑑定で警察鑑定の誤りを指摘しましたが、最高裁はそれを無視し、2000年に無期懲役が確定。その後の再審請求に対して宇都宮地裁も、再鑑定の要求を退けました。しかし、再審請求抗告審で実施されたDNA型鑑定の結果、被害者の着衣に付着していた精液から菅家さんと異なるDNA型が検出され、菅家さんは再審開始決定を待たず、17年半ぶりに自由を取り戻しました。
 例会では、捜査・裁判の誤りのほか、逮捕当時、菅家さんを犯人と断定し、「幼女の敵」に仕立てたメディアの報道についても、事務局から問題提起する予定です。

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2008年10月01日

【書評】山口正紀「壊憲翼賛報道―04~07年メディア検証」

 人報連世話人・山口正紀さんの新しい本が出た。
 「壊憲翼賛報道―04~07年メディア検証」と題されたこの本は、同じ現代人文社から発行された「ニュースの虚構メディアの真実―現場で考えた90~99報道検証」「メディアが市民の敵になる―さようなら読売新聞」に続いて、現代社会がどのように動いているかが正確に分かる事典の役割を果たす。同時にこの3冊は、山口さんという最もナイーブかつシャープなジャーナリストの心の鼓動を伝える伝書鳩の役割も果たしている。
 あわただしく動く社会の事象に対して、いろいろな人がそれぞれの立場から論評を下す。多くの単なるオピニオンは、何の役にもたたない。
 ところが山口さんの言論は、常に市民・庶民の立場に立って過不足なく、強い怒りも押さえられてユーモアに包まれている。そうだ、この問題はこうみればいい、なるほどと納得できる。私のように、しばしば断定的な物言いで他人を挑発しようとする文体とは大違いだ。
 記事の見出しを見るだけでも楽しい。私たちが関わった北海道・恵庭冤罪事件の「『うそは北海道警の始まり』です」、仙台・北陵クリニック事件の「判決も権力チェックの対象だ」、そして光市事件の「公開リンチと化す“テレビ法廷”」など、言い得て妙、本質をえぐる記事だ。
 政治家を責め、裁判官を責める論調は多い。だが、私たちは常にメディアとの関連において事象をみる。つまり権力と民衆の間に存在するメディアという扉が重要で、それをどちらの側からこじ開けるかが問われているのだ。(山際永三)

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2005年07月05日

人報連ページに、「jca.ax.apc.org」でリンクしてくださっている皆様へ

以前、人権と報道・連絡会サイトのURLは
http://www.jca.ax.apc.org/~jimporen/*
(「*」は任意のディレクトリ)
でしたが、現在は、
http://www.jca.apc.org/~jimporen/*
となっております。
旧ドメインのままでは、新ドメインへ誘導されないために「リンク切れ」になってしまうようです。
そのため、誠に恐れ入りますが、人権と報道・連絡会サイトへのリンク(トップページも含む)を新しいほうへ修正してくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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2005年06月24日

人権と報道・連絡会ウェブサイトのデザイン大幅変更について

 人権と報道・連絡会(人報連、事務局・東京)は、2005年6月24日より、ウェブサイトのデザインを大幅変更いたします。

 主な目的は、以下の通りです。

 サイトの内容や、掲載ポリシーは変わりません。
 新ページは次のブラウザで表示確認しています。

・Mozilla Firefox 1.0.4
・Microsoft IE 6.0

 サイト管理者のリソースの都合上、順次変更しており、当初(6月24日)時点では、日本語・英語のトップページと、「ニュース・ダイジェスト&お知らせ(総合Blog)」、そして「声明」が変更になっています。
 なお、旧「ニュース・ダイジェスト」「What's New」は、更新はしませんが当面の間残しておきます。

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