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2013年03月03日

第281回定例会 「陸山会事件」報道

この事件は、民主党元代表・小沢一郎氏が政治団体の土地購入の際、政治資金規正法に違反したとして、東京地検が捜査したものの不起訴処分。その後、検察審査会の2度にわたる「起訴相当」議決で強制起訴、一・二審とも無罪判決で昨年11月無罪が確定した。例会では、同志社大学浅野健一ゼミが、無罪判決と無罪確定に関するテレビ・新聞の報道を分析。これを受け、小沢氏の弁護を担当した弘中惇一郎、山縣敦彦の両弁護士が、捜査と報道の問題点を指摘した。浅野さんはこの事件について「検察とメディアが3年余、小沢氏を『疑惑人』にしたことで『小沢政権』をなくした。世界に例のない検察の政治介入」と批判。弘中弁護士は「そもそも立件するような事件だったのかも含め、メディアは検察の捜査報告書偽造、それに基づく検審議決など捜査の問題点を報道しなかった」と厳しく批判した。

投稿者 jimporen : 2013年03月03日 07:58