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2011年10月28日

第268回 千葉地裁の裁判員裁判を検証ほか

 人権と報道・連絡会の第268回定例会が10月17日夜、水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、約20人が参加した。主なテーマは「千葉地裁・裁判員裁判検証」。2007年に千葉県市川市で起きた英国人英会話講師死亡事件で09年11月に逮捕された男性Iさんの裁判と報道について、7月の裁判員裁判を傍聴・取材した人報連世話人で同志社大学教授・浅野健一さんと、浅野ゼミの尾茂井京(おもい・みやこ)さんが、「被害者参加」裁判の問題点、法廷通訳の誤訳、報復感情に支配されたメディアの報道などについて報告した。
 また通訳問題に関連し、中国人被疑者の取り調べ段階の通訳の誤りが裁判に重大な影響を及ぼしたと思われる「多摩市パチンコ店強盗殺人事件」について、「滞日中国人労働者・陳さん何さんを支える会」の峰修一さんが、再審請求の経過・現状を報告。
 さらに今年5月、痴漢冤罪事件で不当逮捕・実名犯人視報道された飯島滋明さん(名古屋学院大学准教授)が、自身の体験に基づいて「実名報道」の問題点を話した。

投稿者 jimporen : 2011年10月28日 16:40