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2011年10月06日
第267回 ゴビンダさんの再審で新証拠、報道検証
人権と報道・連絡会の第267回定例会が9月12日夜、水道橋のスペースたんぽぽで開かれ、約50人が参加した。テーマは「ゴビンダさん再審と報道」。ゴビンダ・プラサド・マイナリさんが再審請求中の事件について、7月21日付『読売新聞』が朝刊1面トップで《東電OL殺害 再審可能性/遺留物から別人DNA》と報道、東京高検は25日、DNA鑑定結果を証拠開示した。
被害者の体内から採取された精液と、室内に遺留されていた体毛のDNA型が一致(いずれもゴビンダさん以外の男性)というもので、弁護団は26日、「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠」として東京高裁に再審開始を要求。9月に入って検察側は、他の未開示証拠の存在を明らかにした。例会では、「無実のゴビンダさんを支える会」の客野美喜子さんと今井恭平さんが、①事件と裁判の概要②今回の鑑定の意義と再審の見通し③この事件における報道――などを報告。お二人は、鑑定結果の証拠価値を否定する検察官らを匿名で報じるメディアの姿勢を厳しく批判した。
投稿者 jimporen : 2011年10月06日 00:06