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2011年03月22日

第262回 「コンピュータ監視法案」11日に国会上程、メディアに伝えられることなく

 人権と報道・連絡会の第262回定例会が3月14日夜、水道橋の東京学院で開かれた。
 3月11日に発生した東北・関東の大地震、東京電力の「計画停電」による交通機関の混乱で会場へのアクセスが困難になる中、7人が参加した。
 テーマは、「コンピュータ監視法案とメディア」。2004年以来何度も上程され、廃案になってきた「共謀罪」法案のうち、サイバー犯罪条約を国内法化する部分を分離・復活させた法案(日弁連は「コンピュータ監視法案」と命名)が、大地震発生当日の3月11日、閣議決定され、国会に提出された。
 例会では、日弁連でこの問題に取り組んできた山下幸夫弁護士から、①サイバー犯罪条約の概要②今回の法案(コンピュータ監視法案)の概要と問題点と、それに関する報道などについて報告を受け、討論。参加者から、この法律が警察権力による「監視社会化」をいっそう進め、憲法で保障された「通信の秘密」を侵す危険なものであるにもかかわらず、メディアがほとんど問題にしないことについて、批判の声が出された。

投稿者 jimporen : 2011年03月22日 14:36