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2009年11月02日
第248回 裁判員裁判と報道を検証
人権と報道・連絡会の第248回定例会が10月19日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「裁判員裁判と報道」検証。8月に東京・埼玉で始まり、10月中旬まで各地で開かれた約30件の裁判員裁判とその報道の問題点について、人報連世話人の浅野健一さんから、東京地裁の事件で被告人や弁護人から取材した結果も含めて報告していただいた。
浅野さんは、第1号裁判が「死刑事件・否認事件は避けたい」とする最高裁・法務省・日弁連の法曹三者による「談合」で選ばれた「ヤラセ裁判」であり、以後各地で開かれている裁判員裁判が、検察とマスメディアの「共謀」によって「被害者の報復感情を満たすための厳罰化・被告人バッシング劇場」と化していると指摘。裁判員裁判と報道が、公正な裁判を受ける被告人の権利を侵害するばかりか、「大々的に繰り返される実名報道」によって、新たな報道被害を生み出していると批判した。
投稿者 jimporen : 2009年11月02日 01:49