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2009年05月24日

第244回 舞鶴女子高校生殺害事件の報道を検証

 人権と報道・連絡会の第244回定例会が5月11日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。
 テーマは、「舞鶴女子高校生殺害事件」と報道。昨年5月、京都府舞鶴市の高校1年生が殺害された事件で京都府警は4月7日、60歳男性Sさんを殺人容疑などで逮捕した。警察は昨年11月、現場近くに住んでいたSさんを窃盗容疑で別件逮捕し、6日間にわたって自宅を家宅捜索したが、メディアはこれを女子高生殺害事件と結びつけ、Sさんとわかる形で大きく報道。4月の逮捕では実名・顔写真・映像入りで、さらに大々的な犯人視報道を繰り広げた。しかし、京都府警は「逮捕の根拠」についてノーコメント、物証も「自白」もなく、事件は多くのナゾをはらんでいる。
 例会では、この捜査と報道のあり方に疑問をもち、取材を重ねているジャーナリスト・今井恭平さんから、事件の経緯、捜査と報道の問題点などについて報告を受けた。

投稿者 jimporen : 2009年05月24日 21:54