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2008年10月28日

第238回 三浦和義さんの死を哀悼し、日・米当局に抗議する

 「三浦和義さんの死を哀悼し、日・米当局に抗議する」――人権と報道・連絡会の第238回定例会が10月20日夜、水道橋の東京学院で開かれた。
 この日は「三浦さんの不当拘束とロス審理」をテーマに討論する予定だったが、10月11日夜、突然もたらされた訃報を受け、急きょ三浦さんを追悼しつつ、日米捜査当局及び「疑惑報道」を再燃させたメディアに抗議する場に切り換えた。
 例会には、「ロス疑惑報道」開始以来24年に及ぶ三浦さんの闘いを知る人たちなど約60人が参加。三浦さんと一緒に長い間裁判を闘ってきた弘中惇一郎弁護士、2月の拘束後、早期解放を求めて活動してきた「三浦和義氏の逮捕に怒る市民の会」の河村シゲルさん、客野美喜子さん、人権と報道・連絡会発足当初から三浦さんを支援し、「疑惑報道」を糾弾してきた山際永三事務局長、浅野健一世話人、月刊『創』の篠田博之編集長らが、三浦さんを偲びつつ、米捜査当局による拘束と突然の死、「自殺」と断定した報道などについて、意見を述べた。
 死因については多くの不明部分があり、ロスの弁護団による追及が続いているが、例会討論では「三浦さんの命を奪ったのは、無罪が確定した人を再び拘束し、長期監禁した米捜査当局とそれに協力した日本政府、それを煽ったメディアであることは明らか」として、その責任を追及していくことで一致した。

投稿者 jimporen : 2008年10月28日 00:34