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2008年07月23日
人権と報道・連絡会9月の定例会(予告)
次回定例会は9月22日(第4月曜日)午後6時から、水道橋の東京学院で。テーマは「秋葉原事件と報道」検証。
6月8日、東京・秋葉原で起きた殺傷事件では、被疑者と家族を袋叩きにする報道が繰り広げられる一方、 「派遣」で働く25歳の青年が、事件直前まで携帯サイト掲示板に書き込み続けた言葉が、大きな衝撃を与えました。しかし、メディアは「犯人糾弾」の建て前を崩さず、事件の背景にある「派遣労働」の問題点についても、逆に派遣労働者を「犯罪予備集団」のように描く報道が目立ちました。
こうした状況に、派遣労働者のユニオン「ガテン系連帯」は、「派遣の実態」を報道関係者に説明する懇談会を開き、「キレル原因を作ったのはだれか」と問いかけました。小谷野毅事務局長は「追及されるべきは、派遣労働者を使い捨てにする派遣先企業、すなわち関東自動車工業と親会社のトヨタではないのか」として、4月から1年間の派遣契約を結びながら5月末、突然「中途解約」を通告したこと、その背後にトヨタの「コスト削減」大号令があったと指摘しています。例会では、小谷野事務局長をゲストにお招きし、大手メディアが伝えない「事件の背景」とともに、労働者を犯罪予備軍としか描かない報道の問題点について、報告していただく予定です。
投稿者 jimporen : 2008年07月23日 22:28