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2008年04月30日

第233回 富山冤罪事件の当事者から聞く真相

 人権と報道・連絡会の第233回定例会が4月14日、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「富山冤罪事件・柳原浩さんの闘い」。柳原さんは2002年に富山県で起きた強姦・同未遂事件で逮捕され、懲役3年の有罪判決を受けて服役した。しかし仮出所後に真犯人が逮捕され、昨年10月、富山地裁高岡支部で再審無罪判決をかちとり、逮捕から5年ぶりに冤罪を晴らした。
 しかし、再審判決は「でっちあげ」や誤判の原因・責任を問わず、無実の罪で苦しめられた柳原さんに謝罪もしなかった。柳原さんは「なぜ自分は逮捕され、服役させられたのか」を明らかにしようと、近く国家賠償請求訴訟を起こす。例会では、再審の過程で名前・顔も明らかにし、冤罪被害回復・再発防止のために闘っている柳原さんから、自白強要の取り調べ、無実の訴えに耳を貸さなかった弁護人や裁判所、メディアの犯人視報道などについて話していただいた。

投稿者 jimporen : 2008年04月30日 19:51