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2007年03月08日

第221回 恵庭事件 vs 新潮45訴訟、一部勝訴

 人権と報道・連絡会の第221回定例会が2月19日、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「恵庭冤罪事件の新潮訴訟判決」(前号ニュースでお知らせしたテーマを事情により変更)。
 月刊誌『新潮45』02年2月号に《恵庭美人OL社内恋愛殺人事件》のタイトルで掲載された記事と「新潮文庫」に対し、損害賠償や「新潮文庫」の出版差し止めなどを求めてOさんが起こした名誉毀損訴訟で、東京地裁は1月23日、訴えの一部を認める判決を言い渡した。判決は、記事の犯人視報道については名誉毀損を認定しなかったが、「窃盗・放火」などに関する記述の名誉毀損を認め、計220万円の損害賠償支払いと「窃盗・放火」記述を含んだままでの「新潮文庫」の増刷・販売差し止めを命じた。例会では、この訴訟を支援してきた人報連世話人の山口が判決内容とその意義・問題点について報告、今後の支援活動などについて討論した。

投稿者 jimporen : 2007年03月08日 23:22