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2006年08月30日

第216回 秋田の2児死亡事件集団的過密報道検証

 人権と報道・連絡会の第216回定例会が7月24日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「秋田2児死亡事件の報道検証」。今年5月、秋田県藤里町で小学校一年生の男児が殺害された事件で、メディアは4月に水死体で見つかった女児の母親を標的に、24時間監視の集団的人権侵害取材・報道合戦を繰り広げた。一部週刊誌は逮捕前から犯人視報道を始め、6月4日に彼女が逮捕されると、新聞・NHKも加わった大々的な報道合戦となり、さらに7月18日の女児殺害容疑による再逮捕でも同様の犯人断定報道が繰り広げられた。例会では、女性逮捕後、秋田の現地で女性の家族や弁護人、メディア関係者などを取材・検証した浅野健一さんから、「メディアの集団的取材による人権侵害」の実態と問題点について報告を受けた。

投稿者 jimporen : 2006年08月30日 00:18