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2005年12月25日
第209回 若手記者の“事件”はなぜ起こるか、背景事情の検証
人権と報道・連絡会の第209回定例会が12月12日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約30人が参加した。
この日のテーマは「若手記者の“事件”・・その背景を考える」。今年8月以降、朝
日新聞記者の「虚偽メモ」作成、産経新聞写真記者の「写真合成」、埼玉新聞記者の「体育祭記事捏造」、NHK大津放送局記者の「放火未遂容疑」逮捕と、メディア企業で働く若い記者たちの「事件・不祥事」が相次いだ。
メディア各社はこれらを「記者個人の問題」とし、処分などで対処したが、「事件」
の背景には、メディア産業の「合理化」によってますます深刻化する記者の長時間・過密労働や、事件報道での激しい競争などの問題がある。例会では、新聞労連の美浦克教委員長から、新聞産業の「合理化」の実態、それに対する新聞労連の取り組み、労働者の闘い、美浦さん自身の記者としての体験などの報告を受け、討論した。
投稿者 jimporen : 2005年12月25日 19:23