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2005年09月17日

第21回シンポジウム 市民による市民のためのメディアを

 「市民による市民のためのメディアを」をテーマに、人権と報道・連絡会主催の「第
21回人権と報道を考えるシンポジウム」が9月17日午後、お茶の水の中央大学駿河台記念館で開かれ、約120人が参加した。
 人報連は1985年に発足し、今年で満20年。今回のシンポは、これまで進めてきた報道被害をなくすためのさまざまな取り組みやマスメディア批判の視点を一歩進め、「市民による市民のための新しいメディアを創造しよう」という新しい課題を掲げた。
 シンポでは、そのモデルとして韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」の呉連鎬(オ・ヨンホ)代表が「市民参加型ジャーナリズムの国際連帯」と題して講演。それを受けて「日本でオルタナティブ・メディアをどうつくるか」をテーマに5人のパネリストが討論した。
 呉さんは「市民みんなが記者」「進歩的立場を貫く」をモットーに韓国世論を動かすまでに成長した「オーマイニュースの挑戦」の様子をいきいきと伝え、参加者に大きな感銘と勇気を与えた。日本では大手メディアの「体制翼賛化」が進んでいる。討論では、そんなメディア状況を打開する新しいメディア創造への手掛かりも示され、「私たちに何ができるか・何をすべきか」を考えるきっかけとなった。

投稿者 jimporen : 2005年09月17日 00:00