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2004年10月18日
第198回 アルカイダ冤罪と報道被害
人権と報道・連絡会の第198回定例会が10月18日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは「アルカイダ冤罪と報道被害」。今年5月、公安警察にでっち上げ「微罪」容疑で逮捕され、メディアに「アルカイダ幹部と接触」「アルカイダの資金・拠点作りに関与」などと大々的に報道をされたバングラデシュ国籍のイスラム・モハメド・ヒムさんと代理人の古川武志弁護士から、不当逮捕と報道被害の実態を報告していただいた。
ヒムさんは結局「アルカイダと無関係」として釈放されたが、この逮捕と報道でヒムさんが経営する国際電話プリペイドカード販売会社は顧客や銀行から取引を断られるなどして膨大な赤字を抱え込み、会社事務所も家主から追い出された。ヒムさんは「いったい私がどんな悪いことをしたのか。警察とメディアに何もかも奪われた。私はもう死んでいるんです」と涙まじりに悲痛な思いを訴えた。
投稿者 jimporen : 2004年10月18日 00:00