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2004年09月06日
第197回 冤罪JR浦和電車区事件検証
人権と報道・連絡会の第197回定例会が9月6日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約30人が参加した。テーマは「冤罪JR浦和電車区事件」と報道被害。2002年11月、JR浦和電車区で働くJR東労組の組合員7人が、前年2月に労組を脱退し、7月に退職した元組合員に「組合脱退・退職を強要した」として警視庁公安部に「強要」容疑で逮捕・起訴された。この退職をめぐるトラブルは本来、労働組合の団結権をめぐる問題だが、新聞・テレビは警察発表を鵜呑みに犯人視報道したばかりか、逮捕された組合員を「革マル派」とする事実無根の公安情報を垂れ流した。例会では逮捕後344日間も勾留され、裁判闘争中のJR東労組大宮地本副委員長・梁次邦夫さんから、「事件」の概要、裁判の現状、「過激派キャンペーン」などの報道被害について報告していただいた。討論では「刑事裁判で冤罪を晴らすうえでもメディアとの闘いが重要」と、誤報を流した新聞に対するメディア訴訟などについてアドバイス、意見が出された。
投稿者 jimporen : 2004年09月06日 00:00