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2004年04月12日

第193回 文春に謝罪広告掲載命令/「逮捕令状国賠」で勝訴

 人権と報道・連絡会の第193回定例会が4月12日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約30人が参加した。テーマは、・週刊文春「大分・聖嶽(ひじりだき)洞穴遺跡捏造疑惑」報道をめぐる名誉毀損訴訟・二審判決、・「逮捕令状国賠」訴訟・一審判決・・の二つ。文春訴訟は、01年の「疑惑」報道後に自殺した大学名誉教授の遺族が文春を名誉毀損で訴えたもので、福岡高裁が一審に続いて原告の訴えを認めるとともに、掲載ページを指定した謝罪広告掲載を命じた。
 また、逮捕令状国賠は、明白なアリバイがあるにもかかわらず指名手配を続けた警察と裁判所に賠償を求めたもので、東京地裁は、裁判所の責任は認めなかったものの、警察の指名手配の違法性は認め、原告一部勝訴の判決を出した。例会では、それぞれの訴訟の原告が、裁判の経過と判決の意義について報告、参加者の間で、各事件における報道の問題点について討論した。

投稿者 jimporen : 2004年04月12日 00:00