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2001年03月05日
第162回 報道被害を拡げるネット社会
人権と報道・連絡会の第162回定例会が3月5日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは、「報道被害を増幅する新聞のホームページとインターネット」。新聞の多くはホームページを開設し、新聞に掲載した記事を掲載している。これらの記事はインターネットを通じて他の個人・団体のホームページに転載され、「検索エンジン」で簡単に探せるため、実名報道による被害を増幅・拡大している。
例会では、昨年10月、警視庁公安部に宗教団体アレフの内部情報収集などを狙って別件逮捕・実名報道されたAさんから報告を受けた。Aさんは処分保留で釈放されたにもかかわらず、その続報がごく一部にしか報道されず、ネット上では現在も実名・犯人視報道が続いている。討論では、ホームページだけでなく新聞社のデータベースにも問題があることや、ネット時代の報道被害をなくす新たな取り組みの必要性が指摘された。
投稿者 jimporen : 2001年03月05日 00:00