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2001年02月19日
第161回 日弁連「人権機関」構想を討論
人権と報道・連絡会の第161回定例会が2月19日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは、日弁連の「人権機関」構想について。日弁連は昨年10月、岐阜で開いた人権擁護大会で「政府から独立した調査権限のある人権機関の設置を求める宣言」を採択した。この宣言は、救済すべき人権侵害の対象として、公権力によるもの以外に私人間の人権侵害、マス・メディアによる人権侵害も含めており、メディアや一部弁護士から「報道の自由を侵す恐れがある」との批判が出ている。例会では、宣言を起草した大会分科会実行委員会の事務局長・武村二三夫弁護士に、宣言に至る経過、メディアを対象に含めた意図、さらに先に法務省の人権擁護推進審議会が出した「中間とりまとめ」に対する日弁連の見解などを報告していただき、参加者から出た日弁連の人権機関構想への疑問、権力の報道規制の危険性などについて討論した。
投稿者 jimporen : 2001年02月19日 00:00