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2000年03月13日
第152回 警察に通報の山形新聞・京都新潟事件
人権と報道・連絡会の第152回定例会が3月13日夜、お茶の水スクエアで開かれ、約50人が参加、「佐藤国賠訴訟」と「京都・新潟事件の報道検証」の二つのテーマで報告を受け、討論した。佐藤国賠訴訟は、84年に山形県で起きたひき逃げ事件で、山形新聞記者の「犯人視通報」によって冤罪に陥れられた佐藤治一さんが無罪確定後、山形新聞と県・国を相手に損害賠償を求めているもので、代理人の阿部泰雄弁護士が裁判の経過と山形新聞側の主張の矛盾点を中心に報告した。京都・新潟事件の報道については、連絡会世話人の山口が、週刊文春などの「被害者の人権」に名を借りた被疑者制裁論の虚構、新聞の実名原則の矛盾などについて問題提起した。
投稿者 jimporen : 2000年03月13日 00:00