« 第145回 BRO決定/最近のオウム報道 | メイン | 第147回 日弁連前橋大会・オウム排斥運動 »

1999年07月19日

第146回 大阪道頓堀事件と判決報道

 人権と報道・連絡会の第146回定例会が7月19日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約30人が参加した。テーマは「大阪・道頓堀事件と判決報道」。 95年10月、道頓堀で野宿男性が水死したこの事件は、「若者たちの非人間的な殺人」として大きく報道され、2人が逮捕、傷害致死罪で起訴された。しかし大阪地裁は今年5月6日、「共犯」とされたT君に無罪判決を、また大阪高裁は6月11日、「主犯」とされたゼロ君に「2人による意図的投げ込み」を認定した一審・懲役6年の判決を破棄、懲役4年とする減刑判決を言い渡した。判決は、いずれも被告の主張を認めたものだが、事件当時、警察情報を鵜呑みにして伝えたメディアの多くは、それを否定する判決報道にはきわめて消極的だった。例会ではこの事件・裁判を取材するとともに、被告を支援してきたフリー・ジャーナリストの北村年子さんから、判決の意義、報道の問題点を聞いた。

投稿者 jimporen : 1999年07月19日 00:00