« 第136回 裁かれた「ロス疑惑」報道 | メイン | 第138回 「新聞の危機」で討論 »

1998年09月07日

第137回 “海外報道の犯罪”2件報告

 人権と報道・連絡会の第137回定例会が9月7日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約50人が参加した。この日の報告は、(1)国連「子どもの権利委員会」での日本の高校生の発言をめぐる『週刊文春』などの捏造・歪曲報道、(2)「タイ・偽ドル事件」をめぐる「テレビ朝日」などの虚報・名誉棄損報道―― の2つ。 いずれも海外での出来事を報道したものだが、取材者が最初から特定の意図をもって事実を歪曲・捏造したうえで記事・番組を作り、読者・視聴者に誤った情報・印象を与えた点で共通した問題をはらんでいる。「海外報道の犯罪」というべきメディアの暴力と、抗議を受けても無視する傲慢な姿勢に、例会参加者から厳しい批判の声が出た。

投稿者 jimporen : 1998年09月07日 00:00