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1997年11月17日
第128回 「連続通り魔・犯行自供」報道
人権と報道・連絡会の第128回定例会が11月17日夜、明治大学で開かれ、約30人が参加した。この日のテーマは「連続通り魔・犯行自供」報道。
96年秋から97年夏にかけ、東京・埼玉で約50件起きた連続通り魔事件で、警視庁は今年8月、別件で逮捕した男性が「30件の犯行を自供した」と発表、新聞・テレビはこれを大きく報道したがこの「自供」は捜査員の誘導による虚偽自白であることがその後、明らかになった。例会では、通り魔事件とこの誤報問題を取材しているルポライターの池上正樹さんが、捜査と報道の問題点を報告。警察情報を鵜呑みにした犯人視報道、誤報とわかってもきちんと訂正しないメディアの対応・体質が改めて浮き彫りにされた。
投稿者 jimporen : 1997年11月17日 00:00