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1997年05月12日
第124回 刑事演じた記者相手に賠償請求
人権と報道・連絡会の第124回定例会が5月12日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約30人が参加、二つの対メディア訴訟報告が行われた。山形県高畠町のひき逃げ冤罪事件に関する対山形新聞訴訟では、提訴以来2年間の審理状況が弁護士から中間報告され、山形新聞と警察の「冤罪責任のなすりあい」状況や山形新聞の主張の矛盾が指摘された。また、日本消費者連盟を中傷した「アエラ」記事に関する対朝日新聞訴訟では5月6日、東京地裁が請求棄却の判決を出したが、記事に問題があることを認めながら報道被害を軽視してアエラを免責した判決の問題点など、日消連事務局から報告を受けた。なお同日に予定されていた台湾の報道評議会の来訪は、中止になった。
投稿者 jimporen : 1997年05月12日 00:00