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1997年04月14日

第123回 ペルーの人質事件報道を検証

 人権と報道・連絡会の第123回定例会が4月14日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。この日のテーマは、ペルー日本大使公邸事件の報道規制と邸内取材をめぐる問題。共同通信・原田浩司記者とテレビ朝日系列の広島ホームテレビ・人見剛史記者の邸内取材に対し、日本政府・郵政省が報道干渉を行う一方、メディア内部からも邸内取材を「突撃取材」などと一方的に批判する報道が展開され、人見記者は不当処分を受けて沈黙を余儀なくされている。例会では、共同通信外信部記者・石山永一郎さんと連絡会世話人の浅野健一さんが、取材や報道規制の実態と報道のあり方について問題提起、さらに「報道の自由を求める市民の会」事務局からも、この問題をめぐる郵政省との話し合いの内容を文書で報告していただいた。

投稿者 jimporen : 1997年04月14日 00:00