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1996年09月09日

第116回 報道が作る同性愛者差別を批判

 人権と報道・連絡会の第116回定例会が9月9日夜、中央大学駿河台記念会館で開かれ、約20人が参加、「同性愛者差別を作る報道」をテーマに討論した。日本のマス・メディアは差別をなくす報道に消極的で、差別表現の形式的言い換えに終始する傾向が強いが、「同性愛」に関しては、言い換えどころか思い込みによる歪んだ情報を流して「笑いのネタ」にしている。例会では、同性愛者差別をなくすための講演・出版活動に取り組む一方、『週刊金曜日』などでメディア批判を続けている伊藤悟さん、やなせりゅうたさんに、日本社会の同性愛者に対する偏見、そうした偏見と差別を作りだす学者やメディアの問題点について事例や体験をもとに報告していただいた。

投稿者 jimporen : 1996年09月09日 00:00