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1996年06月22日

第12回シンポジウム 日本報道評議会設立に向けて――イギリスに学ぶ

 「日本報道評議会設立に向けて――イギリスに学ぶ」をテーマに、第12回人権と報道を考えるシンポジウムが6月22日午後、東京・お茶の水の中央大学駿河台記念館で開かれ、約160人が参加した。イギリス報道苦情委員会(PCC)元代表理事、ケネス・モーガンさんが「メディア責任制度の重要性――イギリスの現在」と題し、政府とメディアが報道規制をめぐってせめぎあうイギリスの現状と、報道倫理と報道の自由を守るPCCの活動について講演。パネル・ディスカッションでは、松本サリン事件報道被害者・河野義行さん、同志社大学教授・渡辺武逹さん、新聞労連委員長・北村肇さんにモーガンさんも加わり、報道の自由、報道される側の権利、報道倫理綱領を中心に、日本報道評議会設立に向けて、具体的な課題と展望を話し合った。

投稿者 jimporen : 1996年06月22日 00:00