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1996年03月11日

第112回 「オウム・破防法と報道」を検証

 人権と報道・連絡会の第112回定例会が3月11日夜、「オウム・破防法と報道」をテーマに、中央大学駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。例会ではまず、教団代理人を引き受けた芳永克彦弁護士から、破防法の基本的な問題点や今回のオウム真理教への適用の意味と報道との関連、1月18日の第1回「弁明」で浮かび上がった同法適用の矛盾を、また「弁明」立会人になった当会世話人の浅野健一さんから、「弁明」の実態や報道の特徴を報告していただいた。また事務局の山口が、破防法制定当時と今回を比較した報道の問題点や課題を指摘した。報告・討論では、「オウムは怖い」の感情を煽る一方、現代版「治安維持法」である破防法の危険な内容や、適用の狙いを市民にきちんと伝えないメディアの報道姿勢に強い批判が出された。

投稿者 jimporen : 1996年03月11日 00:00