第285回定例会 「改憲とメディア」検証

人権と報道・連絡会の第285回定例会が6月14日夜、水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、約20人が参加した。テーマは「改憲とメディア」検証。

人報連世話人の山口が、憲法・改憲をめぐるメディアの報道姿勢、その変遷と問題点について、昨年4月に発表された自民党改憲草案の問題点も含めて報告した。安倍晋三首相は12月の連立政権発足後しばらく「改憲」主張を控えていたが、「維新」橋下徹共同代表が3月末、「自民、みんなとともに参院でも改憲発議に必要な3分の2をめざす」と述べると、4月9日には国会で「96条を改正する」と言明。メディアも「改憲・96条が参院選の争点に」と報じた。その後、「96条先行改正」に批判が高まり、参院選は「アベノミクス」宣伝で乗り切る方向に転じたが、参院選に勝てば再び「壊憲」を加速するものと見られ、参院選を前に「安倍壊憲」をどう報道するかが今、メディアの大きな課題になっている。