第326回定例会(2020.4) コロナウイルス報道検証

 人権と報道連絡会の第326回定例会が4月3日、東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、15人が参加した。年明けから世界規模に広がった新型コロナウイルスの感染拡大で、日本でも戦時下と呼べるような社会状況がつくり出されている。安倍晋三首相が発令した緊急事態宣言に基づき、東京や大阪など7都府県を中心に各地で発出される行政主導の大規模な自粛要請で、かつてないほどの同調圧力が強まり日本社会は窒息寸前のような様相を呈している。
 宣言発令直前に「コロナウイルス報道検証」をテーマに開かれた定例会では、医療、薬害問題に詳しい元NHK記者で、江戸川大学教授の隈本邦彦さんが「感染症と人権」と題して報告。隈本さんは「人類は常に、十分な休養と栄養で人間本来の免疫力を高め、さまざまなウイルス、病気と共存してきた。恐怖を煽り立てて儲けようとする人々に注意しよう」と訴えた。