「検察の冤罪作りとメディア」をテーマに、人権と報道・連絡会主催の第26回「人権と報道を考えるシンポジウム」(青山学院大学人権研究会共催)が12月18日、青山学院大学で開かれ、約100人が参加した。パネリストは、冤罪被害者・杉山卓男さん、弁護士・中西祐一さん、ジャーナリスト・青木理さん、朝日新聞記者・板橋洋佳さんの4人、人報連世話人・浅野健一さんが司会を担当した。
シンポでは大阪地検特捜部の証拠改ざんなど、①冤罪事件、国策捜査に見られる検察捜査の実態と問題点②メディアは「検察の冤罪作り」をどう報道してきたか、その実情と問題点③「検察捜査・報道」をどう変えていくか(警察・裁判所も含めて)を主な論点に、各パネリストが発言・問題提起し、会場参加者も交えて約4時間に及ぶ活発な討論が行われた。