人権と報道・連絡会の第301回定例会が3月27日夜、東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、約25人が参加した。テーマは「秘密保護法・靴投げ事件の判決と報道」。
2013年12月6日夜、特定秘密保護法の強行採決に抗議し、参議院本会議場に靴を投げ入れて逮捕、威力業務妨害罪で起訴されたAさんに対して、東京地裁(安東章裁判長)は2月24日、「懲役10月(求刑同1年)・執行猶予3年」の有罪判決を言い渡した。例会では、Aさんが「抗議の靴投げ」に至った秘密保護法・安倍晋三政権への憤りと国会審議のひどさ、傍聴者をテロリスト扱いした東京地裁の警備=弾圧法廷と「有罪ありき」の審理・判決、さらには逮捕・起訴・判決の各時点でAさんを実名犯罪者扱い報道したメディアに対する怒りも含めて報告。さらに川村理弁護士から裁判の争点、弁護側の主張、判決内容などについて説明を受け、参加者の間で質疑・討論した。