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◆500人がツアー参加
この8年間はもうひとつ重要な取り組みがありました。それは「スタディー・ツアー」の実施です。私が主催しただけでも5回、のべ100人ほどの自治労組合員がラオスを訪問しています。多分、全体では500人くらいが行っているのではないでしょうか。また、日本への研修受け入れにも力を入れてきました。つまり、相互の交流事業が進められていたのです。
欧米の第三世界支援は、財政的物的援助は援助とし、寄付者が直接現地を訪問することは少ないと聞きます。「なぜ、日本人はあんなにたくさん来るの」という声も聞かれ、観光旅行の一種、と見られることもあります。
しかし、私は当初から「施設見学」や「幹部同士の交流」を排し、子どもたちや教師・図書館スタッフなどとの実技交流を行い、体を動かし、汗をかく現場での交流を心がけてきました。このスタイルはすっかり定着し、他の団体でも見られるようになっています。
◆ラオス子どもの家基金にご協力を!
そろそろ紙面も尽きてきましたので、結論部分に移ります。私は、自治労のいくつかの単組や県本部で「ラオス子どもの家基金」事業に取り組めないかと、考えています。事業の内容は、組合費からの直接支出でなく、ひとり一口で年間5千円を払っていただく形をとります。寄付するとラオスから1人ひとりの寄付者に子どもの家に通う子どもからメッセージと写真が届きます。さらに、毎年、子どもたちが制作した絵画、民話絵本、伝統音楽のCD(カセット)のいずれかと年間レポートも送られてくる、というものです。
目標は、年間300万円。つまり600円が必要なのです。東京都本部にはすでに計画を提出しています。しかし、1単組で10〜50人が賛同してくれるとしても最低20単組くらいが参加してくれないと、目標には達しません。ところが、例え都本部の運動方針に盛り込まれたとしても、積極的に取り組んでくれそうなのは10単組程度に止まると推測しています。
◆みなさんに呼びかけます!
ということで、本紙を購読されている全国の皆さんに呼びかけます。是非、基金運動に参加してください。なお、音楽という面では、子どもの家関係のラオス人スタッフにラオスでも有名な歌手がいます。彼は、図書館の歌など多くの曲を創り、子どもたちと一緒に歌っています。また、アレクサンドラという17歳の若い歌手が、いまラオスではスーパースターになっています。彼女はアセアン文化センターの今年度事業である「JーASEAN」のラオス代表として12月21日には、横浜国際会議場で公演することになっています。
この事業は、BOOMとシンガポールのディック・リーが中心となり、東南アジア各国の代表的なミュージシャンが参加し、マレーシア、インドネシア、バンコク、東京でのコンサートが開催されます。彼女は、SVAとの交流もあります。
そんなことで、音楽を中心としたラオスとの交流活動、というのも十分可能ですから、興味のある方はご連絡ください。
(つづく)
荒川区職労書記局
03ー3806ー6308 shiratlk@jcom.home.ne.jp
★12月21日 ★横浜国際会議場 ★主催:アセアン文化センター ★出演:アレクサンドラ(ラオスのスーパースター)他 |