自治労音協通信

 4面  NO39号/00.5.5発行

☆まいふぇばりっとびーとるず(その3連載☆UNCLE)
 

◇まずは近況報告から

御機嫌如何ですか?日音協セカンドCDもいよいよ大詰めにはいり、選考委員ばかりかジャケット&ブックのデザインまで行き掛り上引き受けてしまい、ふうふういってます。
今月から来月に掛けてはこの原稿の他に、音楽運動四面の「UNXLEおじさんの言いたい放題」」(御愛読有難うございます)、三面の全逓音協の紹介、全逓サークル協機関紙の編集、全逓新聞文化特集号の座談会のテープおこし。そしてもちろん沖縄音楽祭とメーデーの準備と睡眠時間が大幅に削られそうです。(T.T ) ( T.T)ウルウル...
日音協セコンドCDの製作のおりにHDR(ハードディスクレコーディング)なるものを本格的に使ってみました。
このへんの詳しいことは日音協「音楽運動」を御覧下さい。(T▽T)アハハ!

◇マルチトラックレコーディング

そういえばHDRではないですが、いわゆるマルチトラックレコーディングというものを最初に取り入れたのもビートルズだったのですね。ヽ(´▽`)/ハードを最初に作ったのはジャズギタリストのジム・ホールだそうですが従来までのレコーディングは一発レコーディング、つまり「せ〜の!」って感じで全員一緒にやっていたので、今で言えばライブ一発録りがそうですね。
もちろんステレオですから、楽器の配置やバランスも十分に検討してうえで最初から最後まで録音していた訳です。ですから誰か一人でもドジれば最初からやり直しで、時間も掛かれば緊張も強いられたレコーディングだったと想像できます。

ビートルズの曲を聞いていて特にジョンのヴォーカルが非常に存在感があるのに気付きませんでしょうか?
もちろん彼の事ですから人間そのものの存在感もあるわけですが、あれはいわゆるダブリングという技術なのです。
現在は後付けで微妙にディレイをかけた音や微妙にピッチをずらした音を重ねていまが、当時はそんな機械はありませんのでジョンは何回も歌い、その中のいいテイクを重ねてミックスした結果です。そういえばジョンがソロをとっているにも関わらず、バックコーラスにもジョンの声が入っている曲もありました。

隠れた名曲紹介

さて、隠れた名曲紹介、今回は「MISERY」。この曲はアルバム「PLEASE PLEASE ME」に納められた彼等のオリジナル七曲のうちの一曲です。前号で紹介した「ASK ME WHY」もこのアルバムに納められています。
「PLEASE PLEASE ME」といえばアルバムタイトル曲があまりにも有名ですが、当時彼等のアルバムは十四曲中一曲がいわゆるカバー曲だったというのも驚きですね。このアルバムには彼等の事実上のデヴュ−曲ともいえる「LOVE ME DO」も納められています。この曲は普通の8ビートなんですが、イントロの2小節だけが3拍子というか、6/8で歌われています。
もちろん作曲する時に「ここは6/8でいこう」と思った訳ではなく、やってみたら6/8になっていた。というのが真相でしょうが…
また、2小節目には「ASK ME WHY」と同じようないわゆる「コブシ」を効かせているフレーズがあります、日本の演歌みたいですね。そういえば、今でこそ歌詞の内容は多岐に渡っていますが、初期の頃のロックの歌詞はいわばラヴソングが多く、この辺も演歌に似ていますね。
本メロは頭に高いEがきて次に低いGで落ち着く、というのを繰返し、三回目に2度高くなり、イントロのメロでカデンツするというパターンですが、自然に節頭にアクセントがつきベースラインのような独特のリズム感を生み出しています。
サビは手を抜いたような下降メロディですが、ピアノのオブリが同じフレーズに符点をつけて弾かれており、ヴォーカルを邪魔せず存在感のあるオブリとしては非常にいい出来です。
サビの最後のフレーズでは「Only one」(A-B-G)のあとに同じ言葉で、「Only one」(G-F-F)と呼び掛けに答えるようなフレーズになっており、作曲する人には大いに参考になると思います。
エンディングはフェードアウトになってますが、「Misery」のフレーズは同じままに1小節目には色々ないわゆるアドリブフレーズを披露してます。この辺はジャズヴォーカル風でかっっこいいですね。最後に「ラララ」もでてきます。
「Misery」とは「みじめ」とか「悲惨」という意味で、これもやはり悲恋物う〜ン、ますます演歌ですね。(T.T ) ( T.T)ウルウル...
            (つづく)


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新入会員紹介コーナー・135人



菊池 正彦
(茨城県)

単組では執行委員長をしています。
岡林信康とアリス(なぜこの両極端なのかが不思議)をこよなく愛していた学生時代(二十一年前まで、年がバレるかな?)三人のグループでメジャーを目指し、音楽の活動をしていましたが、夢破れ地方公務員になりました。
原因は(1)歌がヘタ、(2)演奏がヘボ、(3)曲造りのセンス無し、(4)リーダー(私)があまりにもアリス特に谷村新司様に感化されすぎていた。といった複雑な?原因があったのです。ムムム
就職してからは、ほとんど楽器にも触れていませんでした。ところが!
以前から自治労の運動方針で日音協という団体が存在することは知っていましたが、昨年の十月に日音協東京関東ブロック合宿が行われる事を県本部からの文書で知ったとたん、ウズウズしてしまい、無謀にも単身で合宿に参加してしまったのです。(その節は松本さんに大変お世話になりました)その結果、茨城の仲間と知り合い、自治労音協があることを知ったのでした。
日音協合宿の後、音楽活動を再開し、現在茨城の仲間と月1の練習に励んでおります。学生時代のように肩に力が入らない活動は、とても新鮮で、楽しい。
沖縄には、なぁーんと行きますよぅ。しかも楽器持参で!


 松井 かおる
(東京)

自治労東京都本部には自治体関連の民間や公社などで働く仲間たちが五千人結集しています。わたしもそのなかの六十一単組の一つに所属しています。今回の記事でも御紹介しましたように、仕事は「学芸員」です。
音協会員初仕事は、五月一日の中央メーデーでした。自治労東京の仲間で女性ボーカル三人とジョー蒲池のピアノで『ジョー&ピースフラワーズ』というサークルとして「バラが咲いた」ボサノバから「WAVE]最後に会場のみなさんの手拍子も加わって「上を向いて歩こう」を演奏しました。
自治労音楽協議会のご紹介もさせていただきました。
みなさんこれからも末永く宜しくお願いします。


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