自治労音協通信 |
1面 NO30号/98.11.15発行 |
みなさま、はじめまして!私、鹿児島は薩摩半島南端近くの指宿市に住む東屋敷勝(ひがしやしき まさる)という者です。 現在指宿市役所に勤務しており、ただいま勤続四年生。福祉事務所に属しており、生活保護のケースワーカーをやってます。 単組では青年部ながら基本組合の(下っ端)執行委員。主に教宣関係を担当(実は教宣部長!)しております。 自治労音協加入の動機は、先般山梨県山中湖で開催された「中央大交流集会」に参加し、文化班の歌う歌にとても惹かれてしまいました。しかも文化班で歌っていた県本部の友人が「自治労音協のホームページにはおもしろい事が書いてあるらしい」との情報をまわしてくれて一気に加熱。さっそく加入の手続きを済ませた次第です。 トレンディーな楽器チェロとであって さてさて、そろそろ私の専門分野の話しに移りましょうか? 実は私の趣味はチェロです。始めたのは大学に入学してからで、かれこれ十年になろうとしています。チェロはこれまではちょっとマイナーな楽器でしたが、ちょっと前に終わった堂本君が主演の某ドラマのおかげで、一躍トレンディーな楽器になってしまったことはみなさんご存じのとおりです。 しかも私がチェロをやっていることをどうやって聞きつけたのか、近所のおばちゃんが「うちの子がチェロを習いたがっているのだけど、レッスンしてもらえない?」なんてこともありましたが、この件については丁寧にお断りしました。なにせ初心者は変な癖がつきやすいから、出きることならちゃんとした先生についた方が先々いいのですから。 そのかわりと言っては何ですが、地域の夏祭りでは公民館長さんのお願いもあって、余興で何曲か弾いて披露しました(笑)。 それにしても、ドラマの主役になれる楽器にチェロが多いのはどうしてでしょうね? かつて浅野温子さんが主演の「百一回目のプロポーズ」でも脚光を浴びましたしね。当時の僕は大学三年でしたが、サークルのオーケストラにこのドラマが終了した翌年はチェロを希望する学生がとても多く、その理由が「ドラマを見て…」というのがほとんどだったのを覚えています。 今回は、今をときめく堂本君が主演だったせいもあって、来年はチェロを希望する新入生がたくさんいることは容易に予想がつきますね。 鹿児島の五つのオーケストラに所属 今のところ鹿児島において五つのオーケストラに所属していますが、常時練習があるのは二つのオケだけです。あとの三つは演奏会が近くなったらスパートで練習して本番に臨んでいます。十年も続けるとだいたい有名な曲は一回はやっているので、曲は違っても同じ作曲家ならばある程度の傾向は掴めるし、たまには一度演奏したことのある曲を再び演奏することもあるので、こんなアバウトな練習でもやっていけるのです。 こだわりの第九演奏会 十一月に入ると、年末恒例のベートーヴェンの「第九」演奏会の準備がスタートします。これなど「何度も演奏したことのある」グループに該当しますね。 ただ一つ落とし穴があります。それは「指揮者」です。曲は同じでも指揮者が違えば別な角度から曲を攻めていくので、去年作ったイメージをリセットしないとなかなか練習についていけないという苦労もあります。ちなみに今年の「鹿児島第九演奏会(十二月二十日予)」は噂によるとこわ〜い指揮の先生がいらっしゃるとかで、すでに十月からひそかに曲をさらってる楽員もいるとかいないとか…。 この「第九」演奏会、私が高校生のころにスタートしたイベントですが、初参加は実は去年が初めてでした。これまで何度も参加したかったのですが、いろいろと都合が悪かったりしてチャンスが無かったのでした。 初めての「第九」はとても感動しました。客席あるいはテレビで何度も見てはいたのですが、オーケストラの後ろに陣取る合唱団のコーラスの迫力といえば、それはもうものすごいものがありました。曲が終わった直後は鳥肌が立ち、体の内では熱いものがこみあげました。一言で「クラシック」といってもその守備範囲はとても広大なものですが、われわれ演奏人にとってはそんな中でも頂点に存在するような別格の曲なのです。 人に感動を与える演奏をするためには、まず自分が「何かに感動する」ことを忘れてはいけないと思っています。そしてそうあるよう心がけています。なにせ、自分の感動を楽器でもって他の人に伝えるのが我々の趣味ですから!たいそう偉そうな事を長々と書いてしまいましたがどうか、お許しください。機会があれば「第九演奏記」を寄稿しますね。それではこれにて。 ●追記: そういえば「第九」の前に職場の忘年会でもチェロを弾くんだった(笑)。
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『かあさんのうた』の窪田聡さん 牛窓在住十周年コンサート/歌声喫茶とミ二コンサート |
一九九八年九月十二日土曜日午後、岡山県邑久郡牛窓町の海辺のホテル『リマーニ』で、Bata&Sino”牛窓10周年”パーティー『瀬戸内あったか港・牛窓』が鈍工房主催で開催されました。会場には地元岡山でボタさんたちが知り合った人々、そして全国から駆けつけた友人・音楽仲間が集いました。 プログラムは土屋隆治さんのコーディネートで、金沢恵子さんの司会ですすめられました。PAは土屋さんが買ったばかりの新車で東京から運び込み、娘さんの淳子さんと鈴木孝治さんが受け持ちました。 はじめにスライドによる牛窓再発見の会十年が上映されました。メインのうたごえ喫茶再現では「花」「夏の思い出」「赤とんぼ」「かあさんの歌」をボタさんのアコーディオンで全員合唱しました。そして旧うたごえ喫茶合唱団が「帰省」を発表。 てづくりクッキーでコーヒータイムのあとミニコンサートで、広島から駆けつけた小山正則さんの「パリの空の下」のアコ演奏で会場は一気に盛り上がりました。 また旧友の今村一男(新潟)さんの「捨てちゃえよ」、曽村征子(ゆきこ、東京)さんの「堤が決壊してしまう前に」を作者のリードで合唱しました。 その後、現役の合唱サークル「歌工房”ふう”」のみなさんによる「ゆき」*ボタ新作、「百姓娘」が発表されました。 そして、ボタさんとおしのさんの牛窓での十年の足取りを刻む、テレビでも報道された「瀬戸内あったか港・牛窓」が上映されました。 最後に二人に花束が贈呈され盛会の中終了しました。 その後、全国から駆けつけた仲間は、ボタさん宅を訪問。 『ペンション瀬戸内』に移動して第二部の『とことん飲み明かそう!』に参加しました。ペンションオーナーは産廃をいっしょに闘った方で、すばらしい料理と瀬戸内海が一望できるロケーションの温泉風呂でもてなしてくれました。 みなさんもいつか牛窓のボタさん宅を訪問して下さいね!
●鈍工房/(086934)5937 岡山県牛窓町牛窓2227ー8 ●ペンション瀬戸内/(086934)4096
アコーディオンを演奏する窪田さん *相棒のおしのさんこと篠田澄江さんは、10月11日の牛窓町会議員選挙に「風の会」から立候補され唯一の女性議員として当選されました。(女性は3人立候補)今後の活躍が期待されます。 |