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4面 NO29号/98.9.5発行 |
電脳楽々世界(連載第3回)UNCLE 前号でとりあえずやってみた方、「音がでないよ〜」「音がヘンだよ〜」という方多いと思います。 1接続コードは繋がっていますか? ディスプレイ等の接続コードは両端がネジ留めやロックできるものが殆どですが、音源等の接続コードはロック機構がありませんので確認してください。 またソケット内部は非常に細いピンで構成されていて方向も決まっていますので、手探りで無理やり繋いだりするとピンを折ってしまうこともあります。 2接続コードの種類が違う マック用の接続コードはツイストケーブルといって、内部で極性が変換していますのでストレートケーブルではちゃんと繋がりません。見ためは全く同じですので確認してください。 3音源の入力切り換え 音源の入力端子の切り換えスウィッチがマック側になっているでしょうか? また電源をオフにしてから切り換えないと有効になりません。音源に限らずどんなものでもスウィッチやケーブルは電源を切ってからやらないと思わぬ故障のもととなります。コンピューターで電源を切るというのはソフト的に終了を選択するということでボタンスウィッチを切ったり、電源プラグを抜くことではありませんので念のため、それこそ大変なことになります。 4音源とコンピューターがあわない ごく一部の例ですが、コンピューターの入出力規格と音源のそれとが合わない場合があります。機械というものは常に細かいバージョンアップを繰り返しているもので、コンピューターと音源が同一会社のものであれば問題はないのでしょうが各々が別々に高性能化を繰り返していますのでちょっとした仕様の違いでこういうこともおきます。 筆者のところでもパワーマックにしたとたんに古い音源から音がでなくなりました。 某ーランドに質問したところ、「パワーマックになってアップルがシリアルポートの仕様を変えたためで、規格を合わすためには部品の交換が必要で約1万円程かかります」という解答でした。この場合はウィンドウズ等で使用しているミディインターフェースを使えばOKです。簡単なものなら数千円で買えます。 ちなみに本格的にDTMをやりたい方等は、最初からこのミディインターフェースを使ったほうが、将来プリンター等の周辺機器が増えた時やMTR等との同期に便利です。ミディインターフェースを使う場合音源との接続はミディケーブルになりますが、INとOUT を間違えないよう、OUT から出たものが相手のINに入ります。つまりシリアルケーブルは双方向ですがミディケーブルは一方通行ということです。 それではソフト的に音がでない場合 1シーケンスソフトの出力を選択 シーケンスソフトのセットアップメニューでどこに出力するかを決めてください。 最近ではコンピューター本体だけで演奏することも可能になっていますので、必ず出力先を指定します。選択式で内蔵音源、クイックタイム、ミディマネージャー、プリンターorモデムポート、OMS等の中から選びます。 内蔵音源はソフトによって独自の音源を持ち、コンピューター本体を使って音を出すものです(殆どの場合音はよくありません)。クイックタイムはバージョン3・0になってパワーマックであれば相当複雑なデータでない限り結構実用に耐えます。 ミディマネージャーはアップルOSの機能拡張でただ音を出すだけならそれほど必要ないですが、他の機器と同期させたり、リアルタイムレコーディングしたりするときに必要です。 また複数のソフトを使用している場合、一方のソフトを完全に終了してからでないと、そのソフトがシリアルポートを占領したままですから音はでません。複数のソフトとは音楽ソフトに限らず、シリアルポートを使用する全てのソフトのことで、通信、プリンター(ワープロを終了してもプリントアウトソフトが稼働している場合もある)他色々なものがあります。OMSはミディマネージャーの高機能版です。 2データを聞くことができない 音源は実に沢山の種類がありますので専用データは、専用音源でなくては聞けなかったり変な音色で鳴ったりします。またイニシャライズといって曲の最初に色々なパラメーターを初期状態に戻す符号を打ち込んでいないデータは直前に聞いた曲のデータが音源にそのまま残っていますので、音源・ソフトどちらかでリセットしてあげなければなりません。たとえば直前に聞いた曲がフェードアウトで終わった場合、リセットしなければ一切音はでません。他に、全部の音がピアノの音になってしまうのは、データの最初が抜け落ちているか、一番最初から再生していない可能性もあります。再生した時に全く間をとらず再生するものは、パラメーターを読み込まないで再生している場合もあります。 ここからはもうデータをつくってみる段階に入りますが、みなさんがつくる時は1小節でいいですから無音部分をつくって、そこにパラメーターを入れるようにしましょう。実際に生で演奏する時にも、合図したりカウントを入れたりするのと同じことです。 ちなみにマイナスワンといって、MIDI演奏させながら自分のパートを練習する時等、最初の2小節にドラム等でカウントを入れておくとやりやすくなりますね。パラメーターにはGSリセット、GMリセット=これは先程のイニシャライズ(初期化)ですね。 プログラムチェンジ=音色(楽器)です。ボリューム=(全体的なボリュームです)。パン=ステレオですから聞こえてくる位置。エクスプレッション=ギター等の減衰楽器は自然に音が小さくなっていきますが、ストリングス等は、エクスプレッションで音の大きさを変えてやらないと鳴っている間中ボリュームは変わりません。 テンポ=曲の速さです。ここがDTMの特徴でもありますがテープやレコードと違い、速さを変えても音程は変わりません。 また、キーを変えるのも最初からやり直すことなく一発で変更できます。ただし、あくまでキーだけで調、つまりスケールを変えることは特殊なソフトを除いてはできません。他にもエフェクトといってリヴァーブやコーラス、モジュレーション等がありますが、最初のうちはリヴァーブぐらいにしておきましょう。もちろん曲の途中でパラメーターを変換することも可能ですが、どうしても必要な場合を除いて、最初から決まっているものは冒頭に指定したほうが場所がずれたりそれを読み込むことによって、発音の遅れ等を回避できます。 どうしても必要な場合とは、フェルマータやリタルランドで曲の速さを変えたいときはテンポの数字を変更します。これは通常と同じように1分間に4分音符いくつで表わします。ギターのチョーキングのように無段階で音程を変えたいとき、ピッチベンドというパラメーターで変更します。通常のベンド幅は±2半音ですが、もっと幅を大きくすることも可能です。音には直接関係ありませんが、譜面に書くのと同じように拍子・作詞・作曲者等も冒頭に書き込みます。 ただし、途中で拍子が変わるような場合は、その都度拍子記号を入れないと小節線がずれてやりにくくなります。後になって必要になってくるものにタイムベースというものがあります。これは4分音符の分解能で、シーケンスソフトのスペックの代表みたいなものです。 コンピューターはいまさら言うことでもないですがデジタルです。デジタルというのは、オンかオフでのみ構成されていますので、アナログのように完全に無段階というものは存在しません。シーメンスソフトで言えば、ある部分に音符を打ち込んだとして、それが全く無作為な場所のつもりでも細かく分割された線上に置かれることになります。この分割された数をタイムベースといいましてタイムと言っているくせに時間とは関係ありません。初期の頃はタイムベース12ぐらいのものでしたが、現在の標準は480〜960ぐらいで、微妙なアトノリやマエノリが表現できます。 タイムベースと密接な関係にあるのがクオンタイズです。リアルタイムだけでなくマウスで打ち込むにしても、最初はなかなか自分の思った位置に打ち込めませんので、クオンタイズというものをかけて打ち込みます。これはいわばタイムベースを表面上固定するもので譜面と同じように打ち込むのであれば、その曲の最小音符に打ち込む位置を固定するものです。その曲の最小音符が16分ならば、タイムベースは4分音符÷16分音符=4ですね。そうすれば16分音符の範囲内であればどこに打ち込んでもきちんと打ち込めます次号は実際に一つの曲を打ち込んでみましょう。(つづく)
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東屋敷 勝(鹿児島県指宿市) 私、南国鹿児島は指宿市に勤めております、東屋敷勝(ひがしやしき まさる)と申すものです。 副業(?)としてチェロを片手に鹿児島中のオーケストラを荒らし回っております(笑)。 先日、山中湖の「第十一回自治労青年女性中央大交流集会」に参加し、文化班の歌う歌に惹かれて、今回こちらに参加してみようと思いました。 どうかよろしくお願いします。 磯辺輝男(岡山県職労) 以前から、自治労音楽活動家養成講座に参加したいと思っていたのですが、なかなか仕事の都合で参加できなかったそうです。 今回中央交流集会文化班に声が掛かり参加しました。 学生の頃から、フルートをやっていらしたそうで、歌も大変お上手です。 今回開会集会で「限りなき躍進」の歌唱指導をしました。オーケストラの指揮とかと違って、皆さんに歌っていいただくことの難しさそして楽しさを感じていたようです。 岡山にはこれまで会員がいませんでしたので、磯辺さんの今後の活躍が期待されます。 中村 浩 (東京都新宿区職) 今年の仲間の歌に応募しました。 (今までの主な活動)現役時代はバブルガムブラザーズ、ANRI、浜省(J・Boyツアー、チューブのサポート等でサックスを吹いていました。 現在はDTM曲を作り、もと歌い手だった(うれなかったが)女房に歌ってもらい曲づくりの勉強中。 (得意なジャンル)ソウル、ファンク ほんとうは、ジャズがやってみたい(むつかしいが) (得意な楽器)木管(リード楽器など)
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