(昨年、3度立命館大学との団体交渉を行いましたが、結果はコマ数がさらに1減という不満足なものに終わりました。今年度、再度コマ数の復活を求めて、あきらめず交渉を続けていくつもりです。昨年の5月に書きました「交渉雑感」を記録しておきます。)
私は学労ネット・高槻の組合員であるとともに大阪教育合同労働組合の組合員でもあります。定年退職後勤めている立命館大学での今年度も持ちコマ数が「前期」分が全くなくなり、後期のみとなりました。迷った末、大阪教育合同労働組合で大学当局と交渉することにしました。
5月28日の午後1時から立命館大学の朱雀キャンパスで、私の来年度のコマ数を「2014年と同等もしくはそれ以上にすること」を要求して団体交渉をしました。出席者はこちらは大阪教育合同労働組合の副委員長と私。大学側は教職教育総合センター長、人事課長、教学部次長、他人事課職員等5名。今年度のコマ数が減になった理由、来年度の見通し等主に回答したのはセンター長でした。センター長の説明は大学側の「当局の言葉」でした。その言葉の醜さと狡さを感じました。
当局の説明は、茨木キャンパス新設(びわこ・草津キャンパスからの経営学部の移転)でびわこ・草津キャンパスの教職課程のコマが減ったこと、現時点では来年度のカリキュラムについては未定だが、来年度も減りこそすれ、増コマは難しい。文科省の指導が年々厳しくなっていて、私の持ちコマである「教職概論」は専任1名公募に出す予定、教職科目としての「地理・歴史科授業研究」が今後とも文科省に認可されるかどうかの等の問題もあるとのことでした。
団交での最終の確認は、来年度の松岡の持ちコマ数についてある程度明確になった時期(例年、来年度の依頼が来るのは8月末)に「組合」に連絡をし、組合から松岡に連絡する。コマ数の回復または増コマがなく、要求が実現しない場合は交渉になる。これまでの担当者からの私への直接連絡はなくなります。
交渉終わっての感想ですが、「団交にしてよかった!」です。私は、2013年度の教職概論の受講者数問題で大学に要請行動をしていますし(要請は一切入れられなかった)、当局には「文句」を言う不必要な人間と見られているでしょう。また、大学の教職課程の「現状」を理由にいつ何時「不必要」な人間とされかねません。センター長の説明を聞いていると、交渉にしていなかったら、「来年度はさらにコマ減かお払い箱だっただろう」と思いました。「納得がいかないことは認められない」とする行動パターンは歳をとっても変わりませんが、元気の証拠と思っています。ひさしぶりに自分に関わっての闘いでしたので、充実感がありました。
(20015・5・28)