1月22日に非常勤講師で行っている関西大学の最後の講義(教職概説)が終わり、成績の郵送もした。関西大学は70歳定年制で、講師もその適用であり、私は今回2度目の定年だった。中学教員を定年退職した翌年の後期授業から9年間講義を持った。前半は3回生対象だったが、看護師や設計事務所等の社会人の学生が結構いて、授業後いろいろと質問があり、彼ら彼女らの勤務の様子も感じられて、おもしろかった。途中から授業は1回生対象になり、私よりはうんと若い18歳の青年たちの感性と触れることができ楽しかった。学生は学力的には授業で困ることはなく、社会階層が比較的高い割にはトップエリートでもなく、現職教員の時に教えた中学生の感覚に近く、また「大阪の子やな!」と思わされることもあり、なかなか充実した時間だった。時には演劇部の公演や書道部の展示に招待されて、見に行ったこともあった。後半の時期に受講生数が300人を越え、大学当局に抗議し、受講生数の上限を設定するように要請した。その時の大学の対応は、上限設定(200人)を受け入れてくれ、それを越える場合は抽選で決定するという大変煩雑な事務作業をしてくれた。その後、受講生は100名前後で推移し、とても助かり、大学当局の対応に感謝している。もうひとつ非常勤で行っているの大学は75歳定年制で、元気である限り続けようと思っている。もし健康上の問題がなく続けられたら、人生で3度目の定年を迎えられることになる。そうなるように健康に気をつけていこうと思っている。